コロナ禍により家庭でお料理をすることが見直されています。 ところが、お料理に取り組んでみたものの、思ったようにうまく調理できない。 それは、道具に問題があるかもしれません。 そこで、道具を自分で選ぶことをおすすめします。 その過程で、道具の適切な使い方、道具のお手入れも意識されて学んで下さい。 すると、結果として長く使えることにつながるように思います。 加えて、老舗販売店の長年の経験で定評のある「長く使える」良質な道具をご提案をして参ります。
ここで、家庭の台所では、何を揃えたらよいのか。その全体像もつかんでみて下さい。 ご自身に不足しているもの、優先すべきもの、本当に必要としているものが見えて参ります。 そして、家庭では、どのような料理を作るのか。 ウェブ上で調べてみると、一人暮らしでは、順位の高い順に以下でした。 ごはん、パスタ、味噌汁、野菜炒め、サラダ、目玉焼き、チャーハン、煮物、カレー、焼き魚、うどん、たまご焼き。 こちらのような一般的なお料理を前提にしてご提案して参ります。
まずは、フライパンですが、長く使えるのは、表面加工されているものではなく、鉄製フライパンです。 そこで、鉄であっても錆びない極JAPANフライパンをおすすめします。 適切な使い方の大きなポイントとしては、予熱時に油返しを行って頂くことです。 そこで、寸胴型ステンレス製ミルクポットと受け皿を 併用いただくことで、手軽に油返しの作業ができます。 こちらのフライパンで、目玉焼き、切り身などの焼き魚、たまご焼きを調理いただきます。
お好みで餃子・ハンバーグ、ステーキなどの肉を焼くこともできます。 一人暮らしの方には、フライパン22cm。 ご家族のある方には、フライパン26cmですが、朝使いや弁当用にフライパン22cmの二つを使い分けて頂くとよいです。 また、目玉焼きをはじめ、餃子の蒸し焼きやハンバーグなどの熱を通しやすくするために、 シンプルな形状でお手入れしやすいコイヌ印スンテレス蓋などの 蓋があると良いでしょう。
続いて、炒め物には、深みのある極JAPAN炒め鍋が重宝です。 こちらも一人暮らしには24cmまたは26cm。そして、ご家族のある方には28cmまたは30cmがおすすめです。 こちらで、野菜炒めなどの中華料理、そしてチャーハン、焼きそばを調理いただきます。 中華料理は、市販の調味料などを使えば、ホイコーロウ、酢豚、八宝菜、チンジャオロウスー、 麻婆豆腐等が出来て、豊かにバリエーションが広がります。
加えて、炒め鍋では、天ぷらやとんかつ等の揚げ物ができますが、揚げ物に取り組みたい方は、 専用の天ぷら鍋があると重宝です。また、こちらも快適に揚げ物をするために、オイルポット等の周辺道具も大切ですので、 こちらのページでご参考下さい。 また、たまご焼きに関しては、専用の道具があると快適に綺麗に作れますので、こちらのページを参考にして下さい。
そして、煮炊き用のお鍋ですが、まずは、K & A オールマイティーポットの3サイズ(16cm、18cm、20cm)をおすすめいたします。 こちらもお鍋本体は、こわれるところのないオールステンレスの一枚板ですから、ずっと末永くご愛用頂けます。 また、ハンドルが着脱できて、サイズ違いのお鍋を入れ子にして収納できるので便利です。 汚れが溜まるところはなく、お手入れもしやすいです。 場所はとらないものの、お鍋は3つあると、作る量や用途にあわせて、快適に調理ができます。
まずは味噌汁ですが、16cmサイズが基本でしょう。 一人暮らしでは、このサイズの出番が多くなると思います。 夜食などでインスタントラーメンにもおすすめできます。 パックのうどんを出汁で温める程度のうどんも手軽にできます。 少し具だくさんで多めに作るようでしたら18cmが控えています。 また、少量の水やミルクを沸かすのにも重宝です。 茹で卵はじめ、野菜をさっと茹でるにも相応しいでしょう。 ごはんも電気炊飯器いらずで、火にかけてから30分弱で美味しく炊けます。
次にパスタ等の麺類を茹でたり、カレーシチューを作ったりする場合には、20cmサイズです。 少し多めに作って保存しておいても良いでしょう。 一つのサイズのお鍋だけでは、熱効率に無駄があったり、使い心地が悪くなります。 しだいに作るものも限られてしまい、自由なお料理の妨げともなります。 作る量と用途にあわせて、相応しいお鍋が使えること。 場合によっては、14cmサイズや22cmサイズ、浅型鍋や蒸し器なども含めてご自分に相応しいものをご選択下さい。
続いて、包丁です。 こちらは、グローバルイスト万能2点セットをおすすめします。 万能19cmは、肉や野菜をはじめ大方のものがこれでまかなえます。 小型15cmは、フルーツはじめ、朝使いなど気軽に使って、万能19cmと使い分けて頂きます。 ステンレス製で錆びにくいので、家庭用では安心感もあります。 柄もステンレスの一体型ですので、サッとひと拭きのお手入れです。 そして、長く快適にご愛用頂く点では、刃は摩耗して参りますので、研ぎを必要とします。 そこで、専用シャープナーをおすすめします。 水を入れて、2カ所にそれぞれ10回程度動かすだけです。
そして、まな板ですが、快適に作業をする点では、 いちょうまな板厚手をおすすめします。 作業のしやすさを優先する時はLサイズ。収納場所と手軽さを優先する時はMサイズ。 裏表に魚と野菜の刻印があり、こちらも食材によって使い分けをして頂きます。 色合いが美しいだけではなく、硬さが絶妙で、包丁を傷めないばかりか、刃当たりの良さが特徴です。 その結果、包丁にも優しく、研ぎの手間も少なくなるでしょう。 使用時には、濡れたクロスで湿らせて下さい。臭いや色合い等が付きにくくなります。 使用後は、亀の子束子で水洗いして、拭き取って頂くだけです。
そして、 チェリーテラスのボウル&ザルです。 ステンレス製ボウルは、17cm、21cm、24cmの3アイテム。 ステンレス製ザルは、ボウル21cmに重ねて使える20cm、ボウル24cmと使える23cmの2アイテムです。 1、2個の卵を撹拌するのは17cmの小さめボウルが便利です。 このボウルは、常時キッチンに出しておくと良いでしょう。 また、内部にメジャーが付いていますので、メジャーカップ代わりにもなります。 お米を研ぐ時には、3合まででしたら、21cmまたは24cmのボウルにザルを重ねると良いでしょう。 なお、ザルのお手入れには、亀の子束子が重宝です。
野菜炒め及びカレーやシチューなどで、野菜をさらすには、21cmや24cmのボウルが重宝です。 具材をそれぞれ分けておく点でも、3アイテムあると便利です。 サラダ作りをはじめ、ホットケーキやお好み焼きなどにも、24cmが相応しいです。 パスタをはじめ、麺類を茹でて、切ったりさらす場合にも、この24cmの組合せです。 こちらの商品もすべて一つに積み重ねて収納できるようになっています。 5アイテムあると、どのサイズが相応しいのかを考えることができます。 そして、揚げ物などが想定されると、 ホワイトバット・スターター4点セットがあると重宝です。
改めて、何を作るのか。冒頭の一般的なお料理を想定した時に、他に何が必要か。 味噌汁には、家事問屋パンチング味噌濾しがあると、 きちんと味噌をこすことができます。作りも丈夫で、毎日の道具として相応しいです。 パスタ等の麺類をつかんだり、絡めたり、サラダを盛り付けるには、 ambaiトングがあると便利です。 柄の長さが、短すぎず長すぎず、つかみやすくなっています。一体型でお手入れも楽です。 なお、調味料を扱う上では、正確に計量いただくと良いので、味見など多用途に使える コンテやくさじ計量スプーン5ml、15mlをおすすめします。
加えて、 ちゅうぼうこもの取り箸は、卵を混ぜることにはじまり、小さめのものをつかむにも便利です。 先が細く四面体になっていて、細かいものまでつかめます。 しかも、軽くて手になじんで取り出しやすい。これぞ道具を感じれます。 汚れもつきにくく、しかも丈夫で長持ちします。 加えて、たまご焼きを巻き込んで行く時にも使います。 味噌汁の具およびカレーシチュー等で人参やじゃがいもの皮をむく時には、 リッターピーラーがあると便利です。手軽に皮むきができます。ステンレス製で刃も錆びず、切れ味は良好です。しかも、場所を取りません。
そして、野菜炒め、チャーハンなどの撹拌時には、 ちゅうぼうこもの調理ベラ斜め中があると重宝です。 絶妙な形状で、食材と食材の間に入りやすく、軽くて撹拌しやすく、自在に撹拌できます。 目玉焼きや焼き魚などの焼いた物を取り出す時には、 すくいやすく返しやすいターナーがおすすめです。 金属製ですので耐熱性の心配もなく、しなりもあるため、鍋と食材の間に入りやすく取り出しやすいです。 最後に、お玉ですが、これは、柳宗理レードルS。 小さめですが、このサイズが軽くて扱いやすいです。 一体型ですので、汚れのたまるところがなく衛生的です。
お料理を、美味しくするためには、道具のお手入れが欠かせません。 明日に続いていくお料理にとって、お手入れ、そして、お手入れの道具は大切です。 まずは、フライパンと炒め鍋、十得鍋ですが、こちらは FR・棕櫚フライパン洗いで洗浄いただきます。 フライパンと炒め鍋の内面は洗剤をなるべく使わず、油馴染みを残して下さい。 まな板はじめ、その他の道具は、 棕櫚束子 細め(特小)をお役立て下さい。 また、食器洗いなども含めて、スポンジも一つあると重宝です。スポンジに関しては、 パックスナチュロンがおすすめです。
道具を拭きあげるのには、油が馴染んでいるフライパンと炒め鍋は FR・パイルクロスを濡らしてお役立て下さい。あわせて、卓上やコンロ周りも拭きあげて下さい。油汚れなども水拭きのみで簡単に落とせます。 十得鍋をはじめ、その他の道具および食器等を拭きあげるには、 FR・ドビー織りふきんをお役立て下さい。 加えて、 イワキ耐熱ガラス容器(ミニ)が一つあると重宝です。 余分に作ってしまった時、ご飯やおかず等を作り置きしたい時に、 きちんと保存することができます。蓋をしたまま電子レンジにかけることができます。
以上となりますが、ご自分の料理生活を想像しながら、ご自分に相応しい道具を選んでみて下さい。 この選ぶという過程を通じて、道具の使い方とお手入れも一緒に学んでみて下さい。 また、何か不明点等ございましたら、お気軽に当店までご相談下さい。 そして、このページでは、長く使える定評のある品々をセレクトしてご紹介して参りました。 一つの目安にしてみて下さい。最終的には、ご自分の道具を見つけて頂くこと。 すると、毎日の食生活は必然と豊かになっているのだと思います。
以下のページも参考にしてみて下さい。
一人暮らしの道具 8点セット