和歌山県海南市の高田耕造商店さんと議論を重ねながら フライパン用の束子を新たに製造いたしました。 「フライパン倶楽部の束子」と言われる存在になることを願って、当店社名の「FR」を商品名に付けて発売いたします。 高田さんは、「やさしい束子」をコンセプトに、一般的な硬いパーム素材の束子ではなく、 柔らかくて腰が強い、棕櫚(しゅろ)素材の束子を製造されています。束子の素材はパームだけではありません。 そのため、棕櫚なら台所道具の素材を選ばずオールマイティーに使えます。
先週までの実店舗の創業祭では、先行販売させて頂き、初回製造品はすべて完売となりました。 お買上ありがとうございました。また、ご意見ご感想などもお寄せ下さいませ。 また、本日よりネットでも販売させて頂きますが、ますますフライパンに愛着を持って頂き、 お手入れそのものも楽しんで頂ければと希望いたします。そして、棕櫚束子そのものを見直す 機会として頂き、フライパンだけではなく、その他の用途にも広げて頂ければ、 さらにお料理が楽しくなると思います。
極JAPANフライパン26cmとともに。どちらも白木をまとい、お似合いです。
今回はフライパン使いを想定して「安心快適で、かわいい」が開発コンセプト。 柄があることで、熱さを気にせず、手を汚しません。 油汚れは熱いうち、お湯の方が汚れは落としやすく、その時でも安心です。 さらに、柄があることで、使用後に水を切りやすく衛生的に使えます。 なお、柄は短かめで、置き場所をとりません。収納した時にも、外観がよいことにもこだわってみました。 本体は、ドーナツ型として、真ん中に穴がありますので、乾きが早くなります。 見た目にもかわいい印象としてみました。
基本的には、束子の底面で磨いて頂きます。 束子の木柄に絶妙な角度が付いていますので、力を入れやすく磨きやすくなっています。 束子の側面も目が詰まっていますので、フライパンの側面(横面)洗いにも有効です。
フライパンの本体縁の周囲および裏側は、束子を反対向きにして磨いて頂くことも可能です。 反対向きでも、くの字の角度が付いて、磨きやすいです。
上写真のように束子の底面、側面、上面と全体をまんべんなく使って磨くことができます。 さらに、こちらの棕櫚素材でしたら、ステンレスやホーロー、フッ素樹脂にも対応して、 傷が付きにくく汚れがきちんと落とせます。 フライパンだけではなく、お鍋にも良し、ザル等の調理道具にも良し、食器にも良し、加えて野菜にも良しと オールマイティーにお役立て頂けます。この機会に、棕櫚束子を見直してみて下さい。 こちらのページでも紹介しています。
使用後は、水を切るだけですが、柄付きなので振りやすく、水切りが気持ちよくできます。 棕櫚の素材は、耐熱性もあるので、熱湯消毒ができるのも特徴です。 また、本体内部にあるステンレス製の針金は、比較的太いものを採用して強度があるため、安定感があり末永く快適に磨けます。 そして、棕櫚の紐(ひも)で吊るす収納もできて衛生的です。 なお、FRという社名は、フライパン(FRYPAN)の頭文字でもありますが、信頼(Faith)と責任(Responsibility)を込めています。
こちらのインスタグラムより動画にてご視聴いただけます。 「道具を語る」のページもご参考に!
工場視察の時に、最終工程で、棕櫚の紐が一つ一つ手作業で結ばれていたのが印象的でした。