一週間ほど前、
極のたまご焼きを届けて頂きました。
道具を見た瞬間、「玉子焼きが作りたい!」という、わくわく感が湧き上がってきて、早速、初めての油返しをして、焼いてみました。
正直、ふんわりふっくら出来ませんでした。子供たちの反応もいまいちです。最近、IH調理器に変えたばかりで、
使い勝手もよくわからず(火加減など)おまけに、テフロン加工に慣れ親しんできた私には、当然の結果でした。
落ち込んでいたとき、御社のホームページの「お客様の声」を手当たり次第読んでみました。
みなさん、フライパンでの最初の調理は失敗されるのですね(笑)安心しました。
そして、日々慣れ親しんでいく関係にあるのですね。
私はお弁当で、ほぼ毎日、玉子焼きを焼きます。
まだまだ、卵はくっついて、フライ返し無しでは上手に巻くことが出来ません。
でも、日々、ぺっちゃんこの玉子焼きが、少しづつふっくらと焼けてきているのではと、自分では感じています。
しかしながら、鉄は良いですね。卵液がジュワー、フツフツと変化していく様が、テフロンには絶対まねできないと思います。
「鉄の玉子焼き器」を使いこなすにはまだ何年もかかるかもしれませんが、チャレンジ感があって、調理にハリが出ます。楽しい!
御社のホームページも楽しいです!ついつい見すぎて、深夜遅くなってしまいます(困)
道具ひとつひとつに「愛」が感じられて、私はついつい注文してしまいました。お道具とは長いお付き合いをするものだということを教えてくださり、ありがとう。
FROM STAFF :
コンロや機器が違い、フライパンが違えば、おのずと調理も違って参ります。
観察と経験がキーワードです。
やはり、お料理とは基本的に、他に依存的にならず、
じっくりとご自分の五感でつかんでいただくものだと思います。
お料理は自立と結びついています。
ですから、美味しく出来た時には、ひときわ嬉しい。
小さな子供が自分の足で立ち、自分の足で歩けることが嬉しいように。
そして、ご自分のたまご焼きに納得されていない。
そのような姿勢は、さらに美味しさを究めて行けれるでしょう。
きっとお料理のセンスをもたれているのだと想像します。
特に、予熱して卵を流す頃合を体得されると良いでしょう。
極で是非たまご焼きを究めて下さい。
★受賞のお言葉★ :
10月のコメント大賞に選んで頂き、ありがとうございます。
メールを頂き、びっくりしました!
ほぼ毎日、極・鉄の卵焼き器で玉子焼きを焼いています。
私なりの使い方を日々体感しながら、少しだけコツをつかみました。
我が家はIH調理器に買い換えたばかりですので、特にIH調理器での玉子焼きについてお話します。
最も大切なことは、IH調理器はまず、ゆっくり確実に予熱をすることだと思います。
私の手順は、
@弱火(火加減10段階のうちの3)で1分強、予熱にかけます。
A油返し用の油を入れます。(火加減5−6)
Bここで初めて、玉子と調味料の準備をし、両者を混ぜ合わせます。
C油返しをします。この段階で、玉子焼き器は程良く、均一に予熱が出来ているはずです。
D油を適量ひき、卵を焼きます。
上記は、まだIH調理器初心者の私なりの、今現在BESTなやり方です。
このやり方ですと、卵液を玉子焼き器に入れた瞬間、
「ジュワー、フツフツ」と、鉄のフライパンらしい心地よい音がしますよ。
また、玉子焼きには、鉄器らしい美味しそうな焼き色がつき、テフロンとの違いを感じることは確実です。
IH調理器は、予熱でほぼ8−9割、料理の出来が決まるのではないかと感じます。
予熱はゆっくりと丁寧にが大事です。急激に熱を加えると、フライパンは変形し、また、中央付近だけ異常に熱く、隅々まで熱が伝わらないうちに、煙がもくもくと出てきてしまいます。
ただ上記の手順をふんでも、ふっくらと焼くことは出来ていません。まだまだ修行が足りませんね。(笑)
プレゼントは、
「チェリーテラス サラダ・スピナーセット」をお願いします。
私は「レタス好き」なので、しっかりと水切りが出来て、より美味しくレタスを食べることが出来そうで嬉しいです!
良い調理器具との出会いの架け橋として、フライパン倶楽部さん、いつまでもがんばってください。
FROM STAFF :
説明書にはあるのですが、IHでの予熱のコツを改めて教えていただきました。
弱火でじっくり予熱するのは、変形防止だけではなく、
フライパン全体を満遍なく適温にする上でも重要ですね。
スイッチオンで強火になるIH機器があり、調理時間の短縮も想定するなど、
まだまだ多くの方は、そのまま強火で予熱しているように感じます。
これを習得していただくだけで、かなり仕上がりに差が出るものと思います。
専門店として、この事項は強調して参りたいと思います。ありがとうございます。
IH機器を使われている方も、今一度このことを見直してみて下さい。
メーカーのリバーライトさんから :
極 たまご焼きをお選びいただきありがとうございました。
コメント大賞、楽しく拝見いたしました。
少しづつご使用になれてゆく様子が伝わってまいります。
相当に火加減に注意しておられますが、このスタンスでよいと思います。
やがてなれてくるともう少し、もう少し…と自然にタイミングが早くなってゆくものです。
調理の上達は理論、方法の裏づけが必要ですが、同時に経験が大いにモノを言います。
比較的シンプルな「たまご焼き」が上達すると、他の食材を調理するときにも応用がききます。
あせらず自然にレベルアップしてゆく、これがよい方法だと思います。
●「ふわふわのたまご焼き」
これにはいくつかのポイントがあります。
1 新鮮な玉子を使うこと。
2 冷蔵庫から出してすぐ焼かないこと。
(少し前に冷蔵庫から出しておき、なるべく常温に近づけてから調理する)
3 入念に「油返し」を行う。
4 一回に焼く分量を少し多くする
5 手早く焼き上げる
6 油をあまり節約しすぎないこと。
1 お分かりですね。新鮮な材料がまず第一歩です。
2 卵が冷えたまますぐに焼くと鍋の熱が冷めやすいからです。
3 鍋に1/3から半分ほど油を入れて、弱火でなく、いきなり中火で熱して下さい。
弱火での予熱を省いて均一に手早く鍋を熱する裏技です。
油が多く入っていますから熱が偏ったり、底面が熱変形する心配がありません。
油温が180度付近(つまり揚げ物の最適温度)に達したら、鍋を傾けて油を回しオイルポットに戻します。
4 卵を流し込む分量が少なすぎると一回に焼く層が薄く、固くなりやすいからです。
半熟状態の部分が多いほどふうわりと仕上がります。
5 卵に限らず、焼き物は時間の経過に比例して固くなります。
表面を手早く固めて中は半熟気味に仕上げるのがコツです。
焼くときにいつもの火加減より一段強くして焼いてみて下さい。
充分に「油返し」を行っておくと焦げ付きにくく、スピーディに焼きあがります。
6 たまご焼きには植物油を用います。
適量の油は味の満足感を得やすく、たまご焼きをふうわりと仕上げ、必須栄養素の補給にもなります。
よく、テフロンフライパンの実演などで何も油をひかずにスルスルと見事にたまご焼きを焼き上げます。
しかし、食べてみると美味しくないのです。
油が少なすぎるとサッパリし過ぎた食感になりやすいですね。
以上が私からの提言です。これらは、丸いフライパンでオムレツなどを作る時にも、適用できます。
実際にやってみると、ここに書いていないこともわかってきます。
経験を重ねるほどに手ごたえがしっかりして、やがてはいつでも同じように焼けるようになります。
それこそが本当の「家庭の味」、「お母さんの味」として家族の心に記憶されてゆくのだと思います。
また機会がございましたらご意見を聞かせて下さい。
★その後のお便り★ :
また大変的確なアドバイスで、感動頻りです。
予熱の「裏技」、確実に素早く玉子焼き器がまんべんなく熱くなりますね。
今更ながら、油返し用に寸胴型ミルクポットを購入しておいて良かったなと実感しております。
出来るだけ書いてある通りに試してみましたところ、確かに、昨日までの玉子焼きとはまったく違うものが出来上がりました。
空気を含んだ柔らかな弾力があり、またコクのある玉子焼きが出来ました。
今までは、お菓子のクレープを幾重にも巻いたような玉子焼き(特にIH調理器にしてから)で、固くてふんわり感のない ものでした。
私なりに試行錯誤した後に、プロの的確なアドバイスを受けることが出来て、この度は本当に料理を楽しむことができました。
フライパン倶楽部さん、今後も、私がとても感動した様に、たくさんの感動を消費者の方々に伝えていってください。お願いします。