第6回目は、 「GEOソテーパン25cm」! オールステンレス製の美しい外観は一生モノ★ 熱伝導と蓄熱性に優れ、弱火で美味しく調理します。細部に職人技が光るフライパンの逸品です。 サイズも大きいので、多めのお料理を作られる方におすすめです!
随所に工夫が見られ、丁寧な作りの新潟県燕産。 ステンレスの輝きが美しく、シンプルなデザインを引き立てます。丈夫なステンレス製で末永くお使いいただけます。また、 「補助ハンドル」付きでしっかり持ち運びでき、収納時には掛け置きフックとしても活用できます。
上質なステンレス素材の7層構造。熱の伝わりがよく、蓄熱性にも優れます。 板の厚みがしっかりあるので一旦フライパンをよく温めれば、後は弱火で調理できます。経済的です。 重み(約1920g)もそこそこありますが、安定感のある重みです。 (オール熱源対応:IH対応)
形がいいから多用途!本体は深み(約6cm)があり、専用フタが付いているので浅型鍋としても使えます。
底面が広いので、食材をたくさん並べることができます。一度にたくさん調理できます。 直径も大きく底面も広いので4〜5人家族向きのサイズ感。
ステンレス製の持ち手ですが、熱くなりにくい構造です。
焦げ付かせても大丈夫。しっかり磨けば元通り!
焦げ付かせても大丈夫。しっかり磨けば元通り!
職人技その2。ステンレスの磨きは美しさだけでなく、丁寧に磨き上げることで、汚れが付着しにくくフライパンのきれいを保てます。
職人技その3。底面のフチに注目!フチに丸みがあることで、側面への熱の伝わりがよく、むらなく熱が入ります。 また、汚れがたまりにくくお手入れもしやすい形状です。
59ページにわたる小冊子が立派!フライパンをつかいこなす上で重要な「火加減」についても丁寧な説明があります。 レシピも充実しています。はじめてお使いになる方の目線で丁寧に説明されています。メーカーである宮崎製作所さんの姿勢がうかがえる一冊です。
レシピ、火加減の基本についての解説の載ったクッキングガイドの小冊子(上画像参照)がついていたのでありがたかったです。 火加減やあらかじめ鍋を予熱してから鍋の余熱で調理を始めることについての解説がわかりやすく書かれているのでこれらをざっと頭に入れておくとよいと思いました。
【無水調理】
シンプルなだけにこれが一番難しく感じました。。
とくにほうれん草は葉と軸の部分の火の通り方が違うので難しかったです。50tくらいの水をいれた方がうまくいきました。途中でひっくり返す、一度に入れる量は三株くらい、がよいと思いました。
【焼く、炒める】
解説通り、ソテーパンを中温に予熱してから肉を入れ、弱火にして余熱で焼くという方法は私のようにプロでない者にも温度の管理がしやすいと思いました。この方法を守るときれいな焼き色が付き、焦げ付きもありませんでした。
回鍋肉(下画像)を作ってみました。クッキングガイドに書いてある方法は、炒め物を作るというより、キャベツは蒸す、肉は焼く、それぞれを合わせ調味料で炒め合わせる、という発想なのだと思いました。失敗なく火が通り、鍋を途中で洗う必要がないので手軽に作れました。 同じくクッキングガイドの肉野菜炒めも作りました。、野菜を入れてから蓋をして野菜を蒸し焼きにしたあと、蓋を取って水分を飛ばすという方法で、失敗なく全体に火が通りました。
イワシの丸干し、シシャモ、みりん干しなど水分が少なくて焼き網で焼くとひれなどが焦げやすい干物類は、クッキングシートをしいて蓋をして焼くと焦がしすぎることなく焼き上がりました。
【煮る】
2.5リットルの容量があるので、煮物も便利でした。鍋の表面積が広く水分をとばしやすいので、切り干し大根の煮物(上画像)は思い通りに煮含めることができました。
鍋が浅すぎるかなと思いながら肉じゃが(上画像)を作りましたが、仕上げに水分がうまくとび、思いのほかほくほくに仕上がりました。
火を通すとき落し蓋のほかに水分の減り方を見ながらソテーパンの蓋を使うと便利。
カレー、ミートソース、ビーフストロガノフ、鶏肉の白ワイン煮、(下画像)など作りました。 肉をソテーしてから短時間煮込む、という料理にこのソテーパンを使うのが一番便利だと感じました。深さがないので、すね肉のシチューのように長時間煮込むものには向かないようですが、カレーなどは深さのある鍋より早く仕上がると思います。
炊く パエリャを作りました。お米3カップがちょうどよいと感じました。
【オーブン】
キーシュロレーヌ(下画像)を作ってみました。オーブンで焼いたときのように表面のこんがりした焼き色はつきませんが、予熱した鍋にオーブンペーパーを敷き、20センチの型を入れ、蓋をして弱火で50分ほどで火が通りました。ホットケーキ(下画像)を焼いたときの火加減を参考にしました。
ホットケーキの焼き方を参考にキッシュ・ロレーヌを作ってくださいました。底の色味のお写真まで!
【お手入れ】
ナイロンたわしに洗剤をつけお湯で洗うときれいになります。つや消しステンレスの方がキズが目立たなくていいのではと思いましたが、汚れが目立つので洗い残しが見えやすく、ぴかぴかに洗いあがるのが楽しくなりました。虹色の変色やほうれん草をゆでた後に白い斑点が出ることがありましたが、クエン酸水をかけ軽くこするとすぐにきれいになりました。
布巾で拭いたあとは蓋を載せずしばらく乾燥させるのがよいと思いました。
【便利だったことの方が多いですが、不便だった点を挙げると】…
重たい感じはします。ただ、鍋の厚みがこのソテーパンの特長でもあるので仕方ないですね。重いので柄と補助ハンドルとを両手で持つとよいですが、補助ハンドルは熱くなるので鍋つかみが必要でした。
蓋はほぼフラットな形ですが、もう少し高さがあればローストビーフやローストポークなどのかたまり肉の調理ができると思いました。 鍋のふちが鍋底から垂直に立ち上がっているのでフライ返しが入れにくいと感じました。肉ならトングを使いますが、ハンバーグは少し返しづらかったかなと思います。 鍋を振って強火で豪快に炒め合わせる(私はできませんが…)には、やはり北京鍋が向いて いると思いました。
【感想】
ソテーパン、とても便利で、愛着がわきました。一人暮らしのキッチンには、ワンサイズ小さい直径21センチのものを一つ持っているとマルチに使いこなせて便利ではないかと思います。
最近、ああ、いそがしいなあと思いながら、惰性でお料理していると感じることがありましたが、ソテーパンのモニターの任を拝命してから、新しいフライパンを手に新鮮な気持ちで楽しく料理をすることができました。わくわくする機会を与えてくださったフライパン倶楽部さま、ありがとうございました。
たくさんのお写真をありがとうございました!どれも美味しそうです!!モニター期間中に様々なお料理に挑戦していただき感謝いたします。
スタッフより:
まずレポートに勢いを感じました。
ご自分で考えてご自分の言葉で表現されているので、よく理解できました。
レポートとしても構成があり、論理があり、かと言って論文のように難しいものではない。
初心の方への配慮も伺えました。お料理のプロではないのかもしれませんが、人に何かをお伝えすることでは、
プロを感じてしまいました。まだまだ、マイナーなステンレス多層のソテーパンを、
このように掘り出していただき、まずはメーカーの宮崎製作所さんにご報告したくなりました。
レポートを通じて、いわゆるフライパンとの違いも整理して頂けて御礼申し上げます。
底面積が広いことで、早く煮立つこと。蒸す調理をとり入れやすいこと。 オーブンペーパーで素焼きができること。その特性を生かして、賢くお役立て頂きました。 また、事前にクッキングガイドを読んでいただけたこと。そして、火加減のことをまず最初に抑えて下さったこと。 やはり、基本があってこそ、自分で考える楽しさがあるのだと思いました。 このソテーパンがますます広がっていきますように。わくわくするレポートをありがとうございました。 ますますのご活躍をお祈りいたします。
vol.1 | リバーライト・ピコ+フライパン22p | |
vol.2 | 中尾アルミ・打出しフライパン24p | |
vol.3 | オブジェ・ステンレスフライパン20cm | |
vol.4 | ビタクラフト・スーパー鉄フライパン26cm | |
vol.5 | リバーライト極・厚板フライパン26cm |