夏野菜が美味しい季節となりました。 以前、夏バテ予防にビタミンB1をご紹介しましたが、 あわせて夏バテ予防になるのが夏野菜だと思います。 旬の野菜を旬にいただくことは、美味しいばかりか、体に良いと言えます。 しかも、水分が多いので、暑いこの時期には、体内の温度を下げる点でも相応しいでしょう。
ビタミンB1もそうですが、全般的にビタミンとミネラルは不足しがちとなりますが、 ちょうど必要な栄養が夏野菜には含まれています。 また、紫外線から肌を守る成分も含まれているなど、 暑さを乗り越えるために天が用意してくれた贈物のようです。
そこで、今回は夏野菜で天ぷらに挑戦してみてはいかがでしょうか。 ナス、ピーマン、オクラ、カボチャ、ゴーヤ、ズッキーニ・・・。 改めて、夏野菜は天ぷらに相応しい食材が多いのだと分かります。 こちらの天ぷら鍋のページで道具をご紹介しています。
お鍋だけではなく周辺道具が揚げ物調理を快適にしてくれます。
今回は、衣の作り方について解説いたします。 天ぷらの衣は、水・卵・小麦粉からできています。 これを混ぜる上でのポイントが3つあります。
粘りが出てしまうと、揚げた時に油と水分の交替がうまく行われず、からっと揚がりません。 そのため、小麦粉もいくつかありますが、グルテン形成の少ない薄力粉を使用します。 そして、上記の3つのポイントですが、混ぜすぎると、グルテンが形成されてしまいます。 続いて、粉や水が冷えていると、グルテンは形成されにくくなります。 そして、時間が経過するとグルテンが形成されますので、作り置きせず、すぐに使っていただきます。
最近では、天ぷら粉などの商品名で、卵を必要としない粉も市販されています。 通常の小麦粉(薄力粉)は、吸湿性があるので、粉ふるいや 万能コシ等で振っていただく必要があります。 粉ふるいをしないと、いわゆるダマができてしまいます。
そして、水・卵・粉の割合ですが、お使いになる粉のパッケージに記載されている割合を目安にすると良いでしょう。 例えば、日清製粉の場合は、小麦粉100gに対して、卵1個に水150mlの割合をおすすめしています。 天ぷら粉の場合は、卵は不用となりますので、小麦粉100gに対して、水160mlとなっています。 これらは、メーカーの実験の結果、一番おいしくできるとされた割合とのことでしたが、 お好みで調整されてみてもよろしいでしょう。