揚げ物をする時の小道具として、カスアゲがあります。 天ぷら鍋に浮いた天カスを取る道具です。 綺麗に気持ちよく揚げ物をする上では、必須の道具のように思います。 そこで、いくつかおすすめの道具をご紹介します。
やはり、油が付着する道具ですから、お手入れのしやすさがポイントとなります。 汚れの溜まるところのないシンプルな作りのものが良いでしょう。 そこで、メッシュ網ではなく、パンチングのカス揚げをおすすめします。 長い穴なので、油や水の膜が壊れて、スッと流れやすくなります。
また、継ぎ目のない一体成型なので、汚れが溜まるところはなくお手入れがしやすいです。 直径8cmで比較的小さめですので、置き場所をとることもなく収納もしやすいです。 大きめのお鍋で大量にカスが出るようでしたら、もう少し径の大きいものが良いかもしれません。
そして、一般的な網のカス揚げもご紹介いたします。 すくう部分の径が大きすぎても縁周辺のカス等は取りにくくなるでしょう。 また、径が小さすぎても、取り出す頻度が多くなります。 家庭用の天ぷら鍋でしたら、約10cm前後の直径が相応しいです。 さらに、その縁周りを叩いてカスを落とすこともありますので、丈夫でないと網が飛び出して 怪我をしてしまう恐れがあります。縁周りの作りが丈夫なものが相応しいです。
そして、網目ですが、細かすぎると油が切れにくくなります。 荒すぎても細かいカス等を取り出すことができなくなります。 そのような視点で、おすすめできるのが、アイザワ18-10クッキングツールカスアゲです。 ステンレス製のシンプルな作りで、大きすぎず小さすぎず家庭用ではちょうど良いサイズです。
そして、実店舗で長年の定番品は、 ホーローハンドルのカスアゲです。 こちらは、直径が12cmになりますので、やや大きくなります。 柄も長くはなりますが、大きめのお鍋使いには、より相応しいでしょう。 救うところと柄の接合部分もかしめてあるので、お手入れはさらにしやすくなっています。 アイザワ18-10クッキングツールカスアゲに比べると、網目のサイズは同じですが 網自体の作りは丈夫で変形しにくくなっています。価格相応とも言えるでしょうか。 また、柄の内部は空洞となって、熱くなりにくく工夫されています。 扱い慣れれば、ガバッとすくえて重宝かもしれません。 このようなカスアゲを利用して、美しく美味しい揚げ物をお楽しみ下さい。
左側がホーローハンドルのカスアゲ、右側がアイザワ 18-10クッキングツール カスアゲ
ホーローハンドルのカスアゲの表側
ホーローハンドルのカスアゲの裏側