グローバル包丁は、あらゆる指標に秀逸な総合力のある包丁と言えます。 包丁は、まず切れ味が求められます。家庭用であれば、グローバルの切れ味は十分だと思います。 そして、切れてもすぐに摩耗して、研ぎを必要とするものより、いわゆる長切れする方がよい。 また、研ぎやすい、メンテナンスしやすい方がよい。しかも、握りやすい、手にフィットする方がよい。 その指標は数多くあるのですが、どの指標に対しても秀逸な品質をもっているのがグローバルです。
そして、この品質でありながら、高級包丁としては良心的な価格です。これぞ良品良価と呼ぶに相応しい。 少々高額な印象はあるかもしれませんが、実際に使ったユーザーであれば、この価格に納得できると思います。 また、自由競争に巻き込まれず、販売価格が一貫して崩れないことも大きな特徴です。 そこには、ブランド価値を守ろうとする吉田金属工業の強い意思が感じられます。 商品を作るだけではなく、いかに売るかを大切にされています。
ブランド価値を高めてきた点では、製造工場は新潟県燕市ですが、直営店が東京・六本木にあります。 包丁本体のデザインも、著名なデザイナーである山田耕民が手掛けたものですが、 パッケージの青箱、新しいグローバルイストの白箱と洗練されています。そのため、ギフトにも相応しい。 さらに、最新カタログは、包丁のサイズ感をリアルに感じることのできる綴じ込み式のもの。 そして、豊かなラインナップ。それは日本の食文化の豊かさを体現してくれているようです。
研ぎ器シャープナーの開発にも余念なし。専用のものは、水をいれて数回前後させるだけで研ぎができます。 やはり、切れ味が良くても、その切れ味をいかに保つかが重要です。 さらに、メーカーでの研ぎを実施しているので安心感があります。 そこには、末永く使ってほしいとの願いとともに、お料理を楽しんでもらいたいとの願いを感じます。 グローバルイストの白箱には、「作る人から創る人へ」 その使い心地を通じて、お料理の本質である主体性を呼び覚ましてくれます。(おわり)
takatsu店内・包丁の棚。グローバルは特等席に並びます。
【編集後記】
グローバル包丁、30年近く愛用していますが、いいですねー。切れ味、バランス、使い勝手、デザイン、トータルで実に優秀です。
店長の語りは販売の仕方に焦点が充てられていましたが、ブランドの価値を高めるための努力があるからこそ今のグローバルがあるのだなと改めて感じました。
個人的には、以前吉田金属さんをお招きして勉強会をしたのですが、
社員さんのグローバル包丁に対する情熱を感じたのが一番印象に残っています。「使っているグローバルをもっと大切に使おう!」そう心に決めたのです。
いつも安心して販売できるのも、情熱の社員さんがいるという安心感からくる気がしています。
売る立場ではありますが、これからもグローバル包丁の愛用者でまいります!
長く愛用するペティ13cm