温度に敏感な食材の一つが、たまごです。
温度の違いによって、実にさまざまな表情を見せてくれます。
加熱講座の「たまごの七変化」を参考下さい。
そのため、温度をコントロールしやすい道具が求められます。
熱伝導性が良く、しかも蓄熱性が良い道具であれば理想です。
こちらも加熱講座の「調理道具と熱の関係」を
参考にして下さい。
具体的に、たまご焼きの場合ですが、予熱した時に、鍋底の表面温度が均等になることが
美味しく仕上がる条件となります。ガス火の場合でも、炎が触れるところが高温となり
温度むらが生じやすいです。その時、銅という素材は、熱伝導性に優れているので
温度むらを解消してくれます。また、鍋の板厚にもよりますが、銅は、他の金属に比べて
熱を蓄える性質もありますので、温度むらを解消することにつながります。
その点で、銅のたまご焼きが選ばれます。
なお、銅の表面はスズが焼きつけてあるので、ゴシゴシとタワシ等で磨くことはできません。
しかし、たまご焼きという調理は焦げ付くことは少ないので、問題はありません。
使用後は、キッチンペーパーで屑を取り除き、食用油を薄く塗っておきます。
外側は中性洗剤をスポンジに含ませて洗い流していただきます。
そこで、中村銅器製作所の銅製たまご焼き器をご紹介して参りました。
作り手の中村さんの心が伝わってくるようで、これぞ道具と言う風格があるのも魅力です。
また、たまご1〜2個用の小さめのものを最近お求めになる方が目立って参りましたので、
ミニサイズのものをここでご紹介いたします。
そもそも実力のある道具ですから、初心者でも失敗は少なく焼き方は簡単になるとも言えます。
要領を得た取扱説明書も付属されていますので、家庭用でも安心してご利用いただけます。
朝のお弁当作りをはじめ、気軽に美味しいたまご焼きを楽しんでみて下さい。
良い道具は、お料理観も変えてくれることでしょう。
ミニサイズの銅たまご焼き器関西型(長方形)10cmとなります。
12cmサイズと比較したものです。
定番扱いとなり、こちらのページより購入いただけます。