ここ最近の夏の暑さは、尋常ではなく危険でさえあります。
そのため、加熱という作業が伴うお料理は、自然と避けがちとなります。
しかし、自身と家族の健康を考えると、避けてばかりもおられません。
そこで、考慮したいのは、効率よく加熱して、無駄な火を使わないこと。
その視点で、美味しさの科学「新・加熱講座」を連載して参りましたので、ご参考下さいませ。
極JAPAN炒め鍋を使った炒め物は、下ごしらえができれば、加熱する時間はごく短時間です。
最近でも、手早さを求めて、強火を安易に使いがちな傾向にあります。
もしかしたら、本来はそれほど熱くならいもののはずが、
キッチン環境を熱くしてしまい、お料理を避けるようになっているかもしれません。
効率よく加熱ができれば、結果として快適に調理できるばかりか美味しさにもつながります。
その点でも、加熱を見直してみることは意味があります。
そして、適切な加熱を身に付ければ、省エネ、節電節約にもつながります。
その反対に、適切な加熱が身に付いていないと、加熱むらが多く、あるところは加熱されていても、
別のところには火が通っておらず、結果としてすべてに火が通るまで加熱すると、焦げ付かせてしまう。
適正でない加熱は、生焼けであったり、水っぽかったり、こびりついたりともなる。
かたや、適切な加熱が身に付けば、何よりもお料理が美味しくなります。
そして、自身の成長を感じることができれば、お料理は楽しくなりますし、
家族にも喜んでもらって好循環に至ります。
そして、効率よく加熱することは、暑くなる夏にはますます必要となることでしょう。
それを習得できれば、毎年訪れるだろう暑い夏を乗り切れるばかりか、生涯の宝物となります。