農家の知人は、その道20年でトウモロコシを故郷で育て続けています。 最近では、「とよはしコーン」とブランド化して売り出しています。 日焼けした彼は、PTAをはじめ地域のためにも率先して励んでくれています。 そんな彼が丹精込めたトウモロコシを、どうしたら美味しく頂けるか。
もちろん、蒸したり、茹でたりでも十分美味しいです。 加えて、表面を少し焼くことで、こんがりと焼き色がついて、香りが立ちます。 表面もカリッと硬くなり、味も凝縮されます。 お餅をはじめ、食パンやお握りも然り、やはり表面に焼き色がつくことで、 食材そのものの自然な味わいが増します。焼くという調理を見直して下さい。
そこで、魚焼きには理想的な「遠火の強火」という感覚で焼けるセラミック魚焼です。 魚焼だけではなく、どんな食材にも良いので、名前を変えてもよいでしょう。 ただ、最近のガスコンロは温度センサーが付いているので、こちらの焼き台を一緒に役立てていただくとよいでしょう。 なお、こちらは、中央部分から蒸気が出てくるので、食材によっては、置き場所を工夫して下さい。
食材とセラミック熱源の間に空間が生じます。この空間があることでカリッと焼き上がります。
下網にはセラミックが塗布されていますので、 ここに熱が溜め込まれて、全体に熱がむらなく広がり、 網の上の食材は、いい加減で加熱されます。 しかも、フライパンや鍋とは違って、食材底面が金属板に接しない、 発熱部分から少し離れたところで加熱されるので、カラッと焼き上がります。
セラミックのところには、熱穴がありますので、油などが滴りガスの炎に触れれば 煙や炎ができることがありますので、ご注意いただきます。 その点で、魚などの油がでるものは、 こちらのカンダ焼き上手のようなものがおすすめですが、 とうもろしはじめ野菜やきのこ、お餅・食パン・お握りなどには最適です。
なお、セラミック部分は、火加減を誤るとすぐに黒焦げとなりますので、 試行錯誤を繰り返しながら火加減をつかんでみて下さい。ここが焼く調理の醍醐味です。 それでも、万が一焦げ付かせても、網を取り外して丸洗いができます。 網の着脱も比較的しやすい構造だと思います。
セラミック部分は、ざっと水洗いできますが、水には浸けないようにして下さい。 基本的には、やわらかいスポンジで洗って、よく拭き上げて下さい。 それでも、頑固に焦げ付いた場合は、金属たわしやクレンザー等で磨かないと落とせませんので、 セラミック部分は劣化してしまいますが、消耗品と割り切って使って頂くことも多いです。
昔ながらの道具であるからこそ、理が伴っています。