今回は、リバーライト 宇都宮幸一(うつのみやこういち)さんです。
極JAPANフライパンを製造するリバーライトの元工場長であり、今日も大番頭的存在で活躍されています。
個人的には、鉄製フライパンの販売に取り組んだ盟友であり、フライパンの技術的なこと、調理の科学などを学ばせて頂いた師匠でもありました。
こちらより聴くことができます。(Anchor/Spotify)
また、YouTubeでも動画なしの静止画像で、こちらより聴取できます。(YouTube)
印象的であったのは、宇都宮さんとリバーライト創業者の堀江光さんとの出会いでした。
見えない糸で引かれあったようであり、二人を結び付けたのも、リバーライトのフライパンでした。
そして、一枚の葉書でもありました。そこには、愛情と信頼のようなものを感じて、そこに良い商品は生まれてくるのだと思いました。
また、商売の原点を見るような思いでありました。
改めて、リバーライトのフライパンの由来を知ることで、愛着が増して参りました。
それは、合衆国のヒッピーであったテイラーさんの思想である「自分の気に入った道具で暮らす」を体現していたフライパン。
かたや、何を製造すべきかを求めていた堀江さんが、これだと直感する。
この二人を結び付けたのが、既存のものにとらわれない自由な発想だと思いました。
しかも、そのテイラーさんのフライパンをそのまま受け売るのではなく、そこに日本的な感性と技術力で改良していく。
そして、その自由な精神は、岡山現社長たちにも継承されて、赤錆が出ず油馴染のよい新素材に果敢に挑戦していく。
そのベースには、人間を尊重する態度がありました。最後に、リバーライトという社名の由来にも、なるほどと頷いてしまいました。
第1回 収録を終えて 店長の母親・高津見依子