初回は、私の母親でもあり当店スタッフでもある高津見依子(たかつみよこ)です。
当店の理念などは、主に私が明文化させて頂ていますが、それは母親の生きる姿に原型があったように思います。
DJスタイルという言葉も、この母親の存在を通じて生まれてきたと思っています。
こちらより聴くことができます。(Anchor/Spotify)
また、YouTubeでも動画なしの静止画像で、こちらより聴取できます。(YouTube)
私の子ども時代は、外食をとることがほとんどありませんでした。
いつも母親や祖母の手作り料理で育てて頂きました。
それは、料理教室や料理道具の販売を行っていたことも大きかったと思います。
妹は、毎日がご馳走だったと回顧していますが、豊かな食生活を通じて、私たち3兄弟は育てられました。
その中心に母親がいました。
そんな母親から、ある時、聞かされたことがありました。
それは、子供の教育費だけは、自分の手で稼いだお金で支払うのだと。
私たち3兄弟は、3人とも東京の大学に入学して、卒業させて頂きました。
自分の手で育てる。手塩に掛けるという言葉を思い出します。
そんな信念を見事に実現してくれたのですが、そこにもDJスタイルの片鱗をみることができます。
今回の収録を通じて、母親だけではなく、みんなに育ててもらったと気づかされました。
祖父母はじめ、叔父や叔母、お店の従業員のみなさん、そしてご近所さんたちと一緒に食べて育って参りました。
だからこそ、その豊かな食を皆さんと分かち合っていくことが、自分たちの仕事でもあります。
今回の番組では、自分の手で作ることの価値を深めて参りたいです。