豊橋商工会議所の研修旅行で、長野県伊那市にある 伊那食品工業さんを訪れました。 こちらは、寒天を製造される会社ですが、大きな公園のようでした。 その名も「かんてんぱぱガーデン」東京ドーム2個分の敷地に、工場だけではなく、 レストラン、カフェ、ショップまで運営されて年間35万人が訪れる観光地でもありました。 今回こちらの経営者の塚越寛さんのお話を直接伺うことができました。 塚越さんは青年期に3年間肺結核で療養した過去を是として、 会社とは何かを深く洞察されていました。今日会社は50年近く増収増益を続けています。
伊那食品工業「牛乳寒天の素」で寒天を作ってみました。器は、只今売り出し中の
シュロb器。
私もパパですから、これで寒天パパとなれるでしょうか。
そこで製造されている粉末寒天のブランド名が「かんてんぱぱ」でしたが、 なぜ「ぱぱ」であるのかが気になりました。 それは、一家団らんの象徴である手作りの食べ物は、家庭の本来の姿を取り戻すと考えておられました。 この「本来の姿」とは塚越さんのキーワードで、会社の本来の姿は「社員が幸せになること」だと言われます。 この手作りの食べ物が、家庭の本来の姿につながるところに、 「お料理上手は幸せ上手」を掲げる当社と考えを同じとしていました。 その時、「ぱぱ」も参加して、家族みんなで手作りを楽しめる商品にしたい想いからの命名でした。
また、塚越さんの著書では、次のように表現されていました。 「経営戦略を立てる時に、私は進歩軸とトレンド軸という二つの座標軸から判断することにしています。」 進歩軸とは幸せや理想に近づこうとするもの。トレンド軸とは、その時どきの流行を示すもの。 単に一時的な流行だけを追うのではありません。 まずは、先々を見通しながら、それが世の中の幸せになるかを考える。 その上で、トレンド軸に乗るように考えることがポイントだと。 そこで、生まれたのが「かんてんぱぱ」とも言われます。 果たして、今の日本の市場には、その幸せや理想への深い洞察があるのでしょうか。
食品を手作りすることは、家族の幸せにつながって行くと当社も信じます。 料理作りをAI(人工知能)はじめ機械などにすべて丸投げして、 すべてを代行してしまうことは、幸せなことでしょうか。 どんな便利な時代になっても、人が手をかけるべき聖域があるように思います。 それは、子供を育てることを通じて見えて来ます。 子供たちに対して大人は、どこに手をかけるべきなのか。 これは価値観にもよることですが、親から受けてきたものを振り返ることでもあるでしょう。 おいしくて健康的なものを子供たちに食べてもらう。 その本来の姿は、じっくりと考えることが必要です。
その意味で、全国には、手作り料理を推進する真摯な食品メーカーが数多くありそうです。 先日ご紹介した七福醸造さんもその一つでしょう。 それは、大手の会社というよりも、中小の会社に見受けられるようにも感じます。 そこには、大量販売とは無縁な、価格だけには走らない、何が人を幸せにするかの哲学が存在していると思います。 同じく当社は道具と言う視点から貢献して参ります。 そこで、今回「かんてんぱぱガーデン」内のショップで一番人気であった 「牛乳寒天の素」を購入して、早速会社で作ってみました。 熱湯に粉末寒天を溶かして、牛乳を入れて冷蔵庫に入れて出来上がりです。
伊那食品工業さんのオンラインショップでも
購入はできますが、その他バリエーション豊かで、さまざまな手作りデザートを楽しめます。
ここで、寒天作りの道具を紹介します。それが、 野田琺瑯ホワイトレクタングル浅型Sです。 こちらは、鍋にも型にもなって、洗い物が少なくなります。 ガス火にも、電磁調理器(IH)にもかけられるので、 そのまま保存容器の中で粉末寒天を溶かして牛乳を注いで、冷めたらそのまま冷蔵庫に運ぶだけです。 しかも、白い琺瑯製は、この牛乳寒天を美味しく見せてくれます。 その名の通り、パパでも、簡単におやつができます。 きっと既製品のおやつではなく、ひと手間かけたパパの寒天が卓上にあがれば 不思議と会話は弾むことでしょう。そして、パパは大切なものに気づけそうです。
鍋ではなく、型にもなる野田琺瑯ホワイトレクタングル浅型Sは直火で使用できます。
ミニ泡立てでかき混ぜて、冷めたら冷蔵庫に入れて2時間で出来上がり。
ホワイトレクタングル浅型Sで「牛乳寒天の素」一袋6人分(出来上がり量550ml)となります。
量的にはちょうど良いのですが、移動する時は慎重に願います。