料理道具専門店 フライパン倶楽部

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道具選びの眼

2011年3月5日・2025年6月6日改訂

フッ素樹脂加工 VS セラミック加工

お手入れのしやすい表面加工されたフライパン。ノンスティック加工とも呼ばれますが、 最近では、セラミック加工のものを見かけるようになりました。 そこで、セラミック加工のフライパンとフッ素樹脂加工のフライパンを比較します。 フッ素樹脂は、その名の通り樹脂系の素材であり、セラミックは、ガラス陶器系の素材です。

セラミックは、安全性での安心感があると言われる

まず、フッ素樹脂は、誤って360度になりますと、有害なガスを発生させてしまいます。 詳細はこちらのページを参考下さい。 ただ、調理の上限温度は180度でもありますので、適正な火加減での利用であれば問題はありません。 うっかり長時間の空焼きには気を付けて下さい。 その点で、セラミックは、安心感があると言えそうです。耐熱温度も400度以上はあります。 ただ、調理ではそこまでの耐熱性は必要とされません。フッ素樹脂も260度までの十分な耐熱性能があります。 そして、セラミックもフッ素樹脂と同じようにこびりつきにくさ、お手入れのしやすさを持ち合わせています。 なお、フッ素樹脂は歴史が長い分、研究開発が進んでいる印象はございます。

セラミックは、熱伝導性が良いので、火加減を弱めに調整する

そして、セラミックのメリットは、熱伝導性が良いところです。 総合的な熱伝導性は、加工部分というよりも、下地の金属の素材と厚みに影響されるところが大きくなります。 加工部分は、あくまでミクロン(千分の一ミリ)単位の薄い膜です。 かたや、下地の金属の方は、加工部分の千倍のミリ単位となります。 そして、下地の金属が厚いもの、重さのあるものであれば、加熱むらも少なくなり温度制御もしやすくなって美味しく調理ができます。 しかも、厚みや重さがあると加工部分への熱の負荷が少なくなり、より加工が長持ちします。 その点では、どちらも強火で使用することは消耗を早めますので警戒して下さい。 そこで、薄い加工部分だけに限定して比較すると、セラミックの方が熱の伝わりは良くなりますので、火加減は弱めに調整頂きます。

お手入れや扱い面では、フッ素樹脂とセラミックは同じである

セラミックのデメリットとしては、陶器と同じように割れてしまう、衝撃に弱い、もろいところがあります。 フッ素樹脂と同じように、金属ヘラや金属タワシを使用しないように丁寧に扱っていただきます。 また、長期間使用していると、加工が劣化したり剥がれたりしてコンディションが悪くなり、 フッ素樹脂と同じように長く使用する上ではおすすめはできません。その点では、鉄製フライパン等をおすすめします。 焦げ付いた時には、一旦水を張って煮沸させて、焦げや汚れを緩めてから 柔らかいスポンジで落としていただくのが基本となります。金属タワシやナイロンタワシ等で磨くと寿命を縮めてしまいます。 加えて、どちらも調理したものをそのままフライパン内に保存しないように気を付けて頂きます。

一概に加工部分だけでは、比較することはできないのですが、基本的には、 それぞれのフライパンにあった火加減を見極めて頂くことが大切です。 そのため、基本に返りますが、適切な火加減とお手入れを身に付けて頂くことが美味しさにつながります。 しかも、それは長く使えることにもつながります。