あるお客様から、「板厚3mmの雪平鍋がありませんか。」
当社の定番は、中尾さんの雪平鍋で、板厚が1.7〜2.0mmとなります。
この厚みですと、とにかく軽くて扱いやすい。沸き立つのも早い。
そこで、なぜ、板厚3mmなのか。なぜ、厚い方が良いのか。まず食材に熱が柔らかく入ります。
その反対は、急激に高温で熱が入るとも言えましょう。硬くなるとは言いませんが。
そのため、焦げ付いたり、表面だけで内部まで熱が届かない。むらが生じやすいのです。
熱が柔らかく入れば、食材全体に、しかも食材の内部にまで、しっかりと熱を入れることができます。
これが、美味しさにつながります。
また、厚いと蓄熱性があるので、鍋内の温度を一定に保ちやすい。
もちろん、冷めにくいので保温性があります。
そのため、特に煮物の仕上がりが良くなり、汁ものは冷めにくいのです。
こんな時は、厚手の雪平鍋が相応しいでしょう。
そこで、同じ中尾アルミさんの厚板深型片手鍋をご紹介します。
写真は18cmとなりますが、上写真は、板厚1.7mmの定番品と比べてみました。
5mm深くなりますが、形状はほぼ同じで、板厚3mmとなります。
ハンドルはやや細くなり、先端にフックがついています。
もともとは、ハンドルなしの「ヤットコ鍋」に、木柄を付けた経過より、
「打出ヤットコ雪平鍋」と呼ばれることもあります。
重くなるとは言え、あくまでアルミ素材ですから、すごく重くなる感じではありません。
かえって、安定感があって良い面もあるでしょう。
アルミは、どちらかと言えば、柔らかい素材ですので変形しやすい。
そこで、この厚手でしたら、変形しにくく丈夫となります。
ちなみに、こちらの浅型平底タイプも同じく板厚3mmです。
美味しい煮物料理に、厚板深型片手鍋はいかがでしょうか。
【追記】家庭用向けに「厚板雪平鍋」とご紹介していましたが、
付属されていますメーカーの商品仕様書には、「厚板深型片手鍋」と記載されていますので、
こちらの名前に統一、変更させていただきます。(2013年2月14日)
只今定番扱いとなり、こちらのページで
販売いたしています。