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2010年6月15日

厚手のアルミ雪平鍋

あるお客様から、「板厚3mmの雪平鍋がありませんか。」 当社の定番は、中尾さんの雪平鍋で、板厚が1.7〜2.0mmとなります。 この厚みですと、とにかく軽くて扱いやすい。沸き立つのも早い。 そこで、なぜ、板厚3mmなのか。なぜ、厚い方が良いのか。まず食材に熱が柔らかく入ります。 その反対は、急激に高温で熱が入るとも言えましょう。硬くなるとは言いませんが。 そのため、焦げ付いたり、表面だけで内部まで熱が届かない。むらが生じやすいのです。 熱が柔らかく入れば、食材全体に、しかも食材の内部にまで、しっかりと熱を入れることができます。 これが、美味しさにつながります。 また、厚いと蓄熱性があるので、鍋内の温度を一定に保ちやすい。 もちろん、冷めにくいので保温性があります。 そのため、特に煮物の仕上がりが良くなり、汁ものは冷めにくいのです。 こんな時は、厚手の雪平鍋が相応しいでしょう。

そこで、同じ中尾アルミさんの厚板深型片手鍋をご紹介します。 写真は18cmとなりますが、上写真は、板厚1.7mmの定番品と比べてみました。 5mm深くなりますが、形状はほぼ同じで、板厚3mmとなります。 ハンドルはやや細くなり、先端にフックがついています。 もともとは、ハンドルなしの「ヤットコ鍋」に、木柄を付けた経過より、 「打出ヤットコ雪平鍋」と呼ばれることもあります。 重くなるとは言え、あくまでアルミ素材ですから、すごく重くなる感じではありません。 かえって、安定感があって良い面もあるでしょう。 アルミは、どちらかと言えば、柔らかい素材ですので変形しやすい。 そこで、この厚手でしたら、変形しにくく丈夫となります。 ちなみに、こちらの浅型平底タイプも同じく板厚3mmです。 美味しい煮物料理に、厚板深型片手鍋はいかがでしょうか。

【追記】家庭用向けに「厚板雪平鍋」とご紹介していましたが、 付属されていますメーカーの商品仕様書には、「厚板深型片手鍋」と記載されていますので、 こちらの名前に統一、変更させていただきます。(2013年2月14日)

只今定番扱いとなり、こちらのページで 販売いたしています。