味わい鍋を販売する会社の担当者がご来店下さいました。
もととも当店でも扱っていた文化軽金属鋳造さんの厚手アルミ鍋でしたが、このたびリニューアルして再登場いたしました。
美味しくなる科学的な裏付けのある確かなお鍋です。
当店の「加熱講座」などを学んで頂けば、厚手アルミ鍋の理がよく理解できると思います。
味わい鍋 公式サイト
ただ、適正価格で販売できなかったことが課題でした。
今回、ブランドを再構築して、課題を解消する挑戦をされています。
その結果、売り続け、作り続けていくことができます。
しかも、ハンドルを樹脂から天然木に、さらに修理再塗装のサービスも実施いたします。
このブランド再構築のあり方こそ、このお鍋本来の味わいとも思いました。
過当競争を許容してしまうと、利益のないところまで行きついてしまい、さまざまなサービスが制約されてしまいます。
私どもの業界でも、良い品が日の目を見なくなった現実があり、使い手の皆さんからの理解を得て参りたいです。
目指していくことは、使い手はもちろん、作り手と売り手の三者みんな喜ぶ販売です。
それは、日本のモノ作りを守っていくことでもあります。
また、味わい鍋は、歴史あるお鍋なのですが、デザインを手がけた島崎信さんへの敬意があります。
そのため、以前は鍋底に、島崎さんの名前が刻印されていました。
その島崎さんは味わい鍋を「二生もの」と表現されていました。
それは一代限りではなく、二代にわたって使えること。
今回、それを受け止めて、今までなかった修理再塗装にも取り組まれます。
当店では、卸店で扱いを終了した時に、メーカーの文化軽金属鋳造さんを訪れて、販売を再開した経緯がありました。
また、愛用していたスタッフは「使い心地に感動した」と表現していて、販売を再開できることを喜んでいます。
そして、三者みんな喜ぶ販売が、わが業界の当たり前になることを希望いたします。
フライパン倶楽部での味わい鍋、店頭販売、ホームページでのご紹介は今しばらくお待ち下さいませ。