柳宗理 鉄フライパンが改良されて新発売されています。 まず、素材が極JAPANフライパン等と 同様に錆びにくい窒化鉄となりました。 その結果、はじめの空焼き作業は不要で、使用後の油塗布も省略できる、お手入れの楽な鉄フライパンです。
さらに、こびり付きにくくするために、表面に繊維状の凹凸を付けたダブルファイバー加工が施されています。 最近では、エンボス加工と呼ばれる凹凸を表面に付けるものも見かけます。 ただ、お手入れの面では、フラットな面の方が汚れが落としやすくなると思います。
表面に注目下さい。繊維状の凹凸があり、こびり付きにくくなります。
また、18cmと22cmは板厚が1.2mmと薄くなっていますので、比較的軽くて扱いやすくなります。 ただ、扱いやすさを優先していますので、やや熱が偏りやすく、油返しなどをしっかりしてから調理頂くと良いです。 なお、極JAPANフライパンの厚みは1.6mmとなり、比較的熱むらがなく、鉄板が熱を蓄えやすくなるため 温度制御がしやすくなります。しかし、少々重くなる点がございます。 25cmサイズに関しては、変形防止のために今回1.6mmとなりました。電磁調理器(IH)での利用でも安心感はございます。 どのサイズも電磁調理器に対応いたしています。
両方向にある注ぎ口部分に注目下さい。注ぎやすくなっています。
こちらのフライパンの特徴は、両方に注ぎ口があり、どちらからも注げて、注ぎやすい点です。 この独特の形状が、柳宗理らしさであり、こちらのミルクパンや片手鍋も同じ形状です。 そして、ステンレス蓋が付いていますが、蓋をずらすことで、蓋をしたまま注ぐことも可能です。 あるいは、蓋をしたまま蒸気を逃すこともできます。内部温度の調整がしやすいとも言えます。 ずらして蓋をしたまま、茹で水やソースを注ぐこともできます。
ステンレス蓋が付属されていて、少しずらすことで、中の蒸気を調整できます。
そして、こちらは新潟県燕市で製造されている国産であり、製造を担当されている日本洋食器さんとは 末永いお付き合いをさせて頂いています。部品などもメーカーページより注文できる体制がとられていて 各種情報を提供されています。また、柳宗理フライパンは、かなりさまざまな商品が登場していますが、 それだけメーカーでは開発努力を怠らず、今日のダブルファイバー加工の窒化鉄という新素材に至っています。 品質面では職人魂を感じるお品であり、柳宗理デザインを引き立ててくれています。