ここ最近、業界内で輝きを放っているメーカーの一つが、新潟県三条市にあるオークスさんです。 オークスさんのことは、「ちょっとした贈物にキッチン道具」でもご紹介しています。 今回、とにかく厚い鉄製フライパンを開発されました。 その厚さは、なんと4.5mmです。当社の厚手フライパンの定番である、極JAPAN厚板フライパンは3.2mmですので、かなりの厚さ、 かなりの重さであることが想像できると思います。 早速、実店舗で、こちらのフライパンを展示販売いたしていますので、その重さを体感してみて下さい。
天然木ハンドルの美しいデザインですが、片手ハンドルを両手で持ち上げる感じの重量感です。 ハンドルの向こう側に補助手があるとより良いかもしれません。
今回オークスさんの販売方法が画期的だったのですが、クラウドファンディンを利用して、協賛者を募り、実際に使って頂く。 そこにメディアも入って、さまざまな方を巻き込みながら開発販売してきたことでした。 このような新たな挑戦に拍手を送りたいですね。 当社でも、厚手のフライパンの魅力を語ってきましたが、やはり実際に使って頂くことが一番であり、 それを科学的に分かりやすくお伝えすることが大切だと思います。 それを今回は、薄いものと比較して、動画付きで分かりやすく解説されていました。 こちらのページを参考下さい。
専門店の視点からしますと、厚手のものは、3mm前後のものが多いのですが、今回4.5mmですから、かなり重くなります。 重さは、調理時は関係ありませんが、特にお手入れ時に扱いづらさを感じるところです。 美味しくできることと、扱いやすさのバランスとを求めていくと、標準的な板厚は1.6mm程度です。 今回は、2倍ではなく、その3倍のものを開発されたのですが、まずは家庭用では2倍程度のもので十分な印象があります。 それでも、もっと美味しさを極めたい方には、おすすめできると思います。プロ職人にもおすすめです。
そして、表面にシリコン塗装が施されているのですが、一長一短あると思いました。 鉄分を摂取する上では、塗装なしの方が相応しいのですが、さびにくい点では有効です。 また、錆びにくい極JAPANシリーズ等と同じく、錆止め被膜を焼き切るガス火の空焼きは不要です。 ただ、使用ごとにシリコン塗装は剥がれて参ります。 基本的に錆びる素材ですので、使用後は食用油を薄く内面に塗布しておくと良いでしょう。
新潟県三条市で丁寧に製造されていますので、生産数に限りがあるようです。 予約を受け付けて、只今は販売させて頂いています。 その点で、稀少価値もあり、今後はこのような作り方および売り方が増えてくるかもしれません。 まずは、実店舗で重さを確認してみて下さい。また、他の厚手のフライパンとも比べて頂くと良いと思います。
大人というネーミングの由来は伺っていませんが、私としては、その責任の重さとかぶります。 背負っている大人は、かっこいいです。 それは、商品の品質にも表れていると思います。厚手のフライパン、重くても美味しいです。
専用蓋は、ステンレス製でデザインが美しいです。つまみはアルミ製で質感が良いのですが、素手では扱えませんのでご注意下さい。
天然木のハンドルは手に優しく、しかも損傷した場合は、スペアをメーカーで販売していますので、末永く使用できます。 このサービスは素晴らしいです。
縁は立ち上がっているので、縁部分のお手入れはしづらいですが、底面積が広いので食材が一度に沢山並びます。
こちらの商品は、実店舗のみの扱いとなります。