極JAPANシリーズは、焼いたり炒めたりの油使いのシリーズではありますが、
煮る、茹でる、蒸す、沸かす等の煮炊きに使用頂くことも可能です。
ただ、その場合には、取扱説明書にもございますが、注意事項が2点ほどございます。
この錆びにくい新素材の窒化鉄は、赤錆が出来にくい代わりに、
ピンホール腐食が次第に拡大する「孔食(こうしょく)」という現象に注意を払う必要があります。
詳細は、こちらのメーカーのホームページをご覧下さい。
この点は、窒化鉄のデメリットとも言えるかもしれません。
ピンホール腐食が次第に拡大する孔食という現象です。
煮炊きする用途では、焼いたり炒めたりと違って、鍋の表面の油分がなくなりカサカサした状態となります。
こういった油分のとれる調理を行ったあとは、取扱説明書にもありますが、使用後に必ず、油を内面に薄く塗布しておいて下さい。
その点では、従来の鉄製フライパンのお手入れと同じとなります。
もうひとつの重要なポイントは、出来上がったものは、鍋の中に入れたままにしないことです。
加熱を止めたら、料理したものを取り出して移し替えていただきます。
同時に鍋を洗って塩分などの調味料が残ったままにしないことが重要です。
これらを怠ると、上記の孔食を引き起こしやすくなります。
煮炊きの調理では、そのまま保存しておくことが多くなりますし、
わざわざ油を塗布することも忘れてしまいやすいでしょう。
整理しますと、煮炊きに使った場合は、そのまま食材を保存しないこと。
使用後は油を塗布いただくこと。これらを心掛けてお役立て下さい。