北陸アルミの営業の方がご来店下さいました。 北陸アルミは、本社が富山県高岡市にありますので、この時期は雪が降りしきる中で物作りをされています。 当社では、千寿鍋などを販売させて頂いています。 一時期、アルミ鍋の風評で、 大きな痛手はありましたが、それを乗り越えて、 今日もなお委託製造ではなく、一貫した自社工場製造にて、責任をもった堅実な物作りをされています。
最近は、華やかなホーロー鋳物のお鍋が脚光を浴びることが多いのですが、 熱伝導性や操作性の着眼からしますと、アルミおよびアルミ鋳物のお鍋こそ、 美味しく快適に調理できる素材であり、もっと広くアピールして参りたいです。
改めて今回メーカーよりご紹介頂いたのは、しゅう酸アルマイト加工の「小伝具」(こでんぐ)シリーズです。 アルマイト加工は、日本の理化学研究所で開発された、日本発の技術です。 アルミは黒ずんだり、傷が付きやすい欠点がありますが、アルマイトを加工することで 黒ずみにくく丈夫になります。 末永く快適に衛生的に調理する上では大変重宝であり、今一度見直してみたい加工です。 なお、電磁調理器(IH)には対応いたしていません。
そこで、こちらのシリーズの雪平鍋をご紹介いただきました。 厚みが1.7mmありますので、中尾アルミの雪平鍋と 同じとはなります。 中尾アルミのものは、加工はされていませんから、メリットとしては、ゴシゴシと磨いてお手入れができるところです。 家庭用の鍋使いでは、フライパンのように焦げ付くことも少ないので、 アルマイト加工は重宝な点もあると思います。 また、色落ちもしにくいので、いつまでもレトロな外観を保持してくれるのも特徴です。
中尾アルミと同じで、打出しの槌目模様が全体に付いています。 また、内部に目盛の表記もございます。 北陸で作られているお鍋らしく、日本の心が表現されているような佇まいであり、 しかも機能性も高い実力派のお鍋です。 何といっても軽くて扱いやすい操作性。早くお水が沸く熱伝導性。 大変合理的な日本製の雪平鍋をお役立て下さい。 なお、サイズは16pと18pの2アイテムとなります。
北陸アルミは、アルミ製品を通じて、昭和時代から日本の台所を支えて来たメーカーの代表でありますが、 いつしか、日本の台所が忘れてしまった大切なものを教えてくれような気がします。 北陸アルミの以下の動画「日本の台所」には、語らずともそれを表現してくれているように思います。 料理を陰で支えている道具に着眼してみて下さい。
こちらの商品は、販売終了いたしました。