左が富士ホーローフィルトで、右がホームピッカーです。富士ホーローの方がクリーム色をやや含む白色となります。

本格的にお弁当作りをする季節となりました。 そこで、揚げ物を手軽にしていただくためには、オイルポットが必要です。 オイルポットがないため、なかなか揚げ物ができない現実があるかもしれません。 しかも、快適に使えるオイルポットがあれば、揚げ物が楽しく美味しくなることでしょう。 そこで、今回は、富士ホーローの新しいオイルポットをご紹介しましたが、 よく似た商品である当社定番のホームピッカーと比較してみました。

ハンドル部分をクローズアップいたしました。

まず、ハンドル部分にご注目下さい。 ホームピッカーのハンドル（上写真の右側）は、少し丸みを帯びているので、手にフィットする印象がございます。 富士ホーローのハンドル（上写真の左側）の裏側は少し凹みがあり、お手入れの面でやや難があるかもしれません。

どちらも、写真手前にある粗目の網を、奥にある受けの付いた網に重ねて使用します。

重ねた網を本体に装着したものです。

どちらも二重の漉し網（受けの付いた網に粗目の網を載せるタイプ）ですが、ホームピッカーの粗目の網には、 取り出しやすいように持ち手が付いています。その点で、装着しやすく、また取り出しやすい工夫がされています。 ただ、持ち手があることで、ややお手入れがしづらくなるかもしれません。 また、粗目の網の形状は、富士ホーローが平らに対して、ホームピッカーは、すり鉢状になって油が落ちやすくなっています。

また、富士ホーローでは、この網を本体の縁に置きますが、ホームピッカーの方は、縁から少々下の琺瑯の凸部に載せるので、 空間が生じて、油を注ぐ時に安心感があります。口径も少しホームピッカーの方が広くなります。 なお、受けの付いた網を取り出す点では、富士ホーローの方が取り出しやすいかもしれません。

富士ホーローの受けの付いた網は、寸胴型で角ばっていますが、ホームピッカーの方は、すり鉢状になって油が残ることなく、 お手入れもしやすい印象がございます。また、縁を一部凹ませているので、本体から取り出しやすい工夫もされていますが、 網目も非常に細かくなっています。また、ホームピッカーは、この二重の網をスペアできちんと販売している点は評価が高いです。

富士ホーローフィルトは、こちらの活性炭カートリッジをオイルポット内にセットいただるタイプのものもございます。

改めて、富士ホーローの特徴は、カートリッジを使えるタイプがあることです。 そこで、カートリッジを整理いたします。 カートリッジは、不織布で覆われて、内部に活性炭が含まれているもので、 使用済み油の細かい汚ればかりか、臭いも取り除いてくれるのが特徴です。

臭いが付きやすい魚介類などを揚げることが多いようでしたら有効です。 内部にある活性炭表面の微細な穴に臭いや汚れを吸着します。 その穴が、臭いや汚れでふさがれてしまうと交換が必要です。 交換目安は10回となります。

なお、使用済のカートリッジは、燃えるごみとして処分できます。 注意点としては、150度以下まで下がったら濾過して下さい。冷まし過ぎると濾過に時間がかかりますので、 濾過に適している温度は120〜150度となります。 調理温度は180度前後ですので、調理後少し冷ましてから濾過するようにして下さい。