極シリーズのフライパン等の 鉄製のものを長く使用して、お手入れが怠りがちになりますと、汚れが頑固にこびり付いた状態となってしまいます。 意外に、その状態のままでお使いになっている方もいるようです。 そこで、使い心地が以前と違う感触がある方も、以下の方法を試してみると良いかもしれません。 なお、この機会に日常のお手入れも反省してみて下さい。 メーカーのリバーライトでは以下のように分かりやすく説明しています。
「油は高温で熱せられると分子が樹脂化し、油分子の結合力が強まります。 焼き付いた油膜がごく表面だけならば『油がよくなじんだ、こげにくいフライパン』といえます。 しかし、あまりに汚れが積もると、見苦しいのもさることながら 熱伝導の邪魔をして調理時間が長くなります。
日頃のお手入れにもよりますが、あまりに目につくようになったらフライパンを リフレッシュされることをおすすめいたします。 油汚れは、食材が触れる底面周辺よりも、内面のフチ、外側など、手入れを怠りがちなところほど手に負えない状態になりがちです。
なお、汚れの落ちにくさは「時間の経過」に比例します。 普段使い終わったあとすぐにタワシで洗うとそれほど汚れません。 反対に、汚れを放置しておいた場合は超強力な接着剤のようになってへばりついているわけです。 こうなると、どんな洗剤、重曹、酢、それから金属のタワシ、金属ヘラでも歯が立ちません。」
そこで、取扱説明書の2ページにもありますが、以下のような方法となります。 「汚れがこびりついてしまったら…」※この場合の作業は、必ずガスコンロでおこなって下さい。 1、ガスコンロの火力を全開にして、フライパンの汚れのひどい部分に 直接火があたるようにし、煙が出なくなるまで熱して汚れを全部焼ききります。 2、フライパンが冷めてから金属タワシや金属ヘラで表裏の汚れを削り落とします。 3、硬いナイロンタワシや金属タワシとクレンザーでフライパン全体を磨いたら、 水で洗い流し、水気を良く拭き取ります。その後、中火で5分ほど[から焼き]して下さい。
から焼きをしていただくのは、油馴染みを良くする酸化皮膜を再生させるためでもあります。 その後、油慣らしをしただくと、油が馴染んでより使いやすくなります。 そこで、油慣らしをおさらいします。 1、油を鍋の深さの3分の1くらいまで入れて、弱火で5分ほど熱します。 2、火を止めて、油をオイルポットなどの容器に戻します。 3、キッチンペーパーなどで、鍋の内側に付着した油を、まんべんなくすり込むように拭いて下さい。
このように、極シリーズに関わらず、鉄フライパンは再生できるのも魅力の一つです。 また、新たな気持ちでお料理に挑まれて下さい。