「鉄製フライパンで、炒飯はうまくできるようになったが、焼きそばがどうもうまく作れない。」
あるお客様からご質問をいただきました。
ご飯や麺などの澱粉質を含むものは、鉄製やステンレスなどの金属に対しては、こびりつきやすくなります。
その理屈は、こちらのページを参考にして下さい。
しっかり焼きそばを炒める調理であれば、麺がこびりつきにくい、フッ素樹脂のフライパンがおすすめです。
そこで、鉄製フライパンでは、あまり麺を炒めずに、麺を蒸し上げてソースと絡めると良いでしょう。
インスタントのカップ焼きそばをイメージして下さい。こちらは、厳密には焼いてはいません。
乾麺をお湯で柔らかくして、ソースで絡めるのみ。
実質は焼きそばと言うよりも、蒸しそばに近いかもしれません。
パックに入った市販の中華麺は、すでに蒸して熱は通っていますので、再度むらして、かるくソースと絡める。
まず、具の肉と野菜(キャベツ等)をフライパンで炒めます。
具に熱が入ったところで、事前によくほぐしておいた中華麺を広げながら入れます。
できれば、事前に電子レンジで温めておいても良いでしょう。
そして、少量のお湯ないし水を入れて、しばらく麺を蒸し上げます。
麺がほぐれたら、ソースを麺に絡ませて、すぐに火から下します。
この時、ソースを絡めた状態で加熱が長く続くと、こびり付きますのでご注意下さい。
なお、プロ職人の焼きそばと作り方を比較してみます。
平たい鉄板で、起こし金で手早く麺を返していることが多いです。
その鉄板の厚みは、かなり厚みがあるため、鉄板にしっかりと熱を蓄えて、低温になることがありません。
しかも、起こし金で手早く返すことで、こびりつきを防いでいます。
家庭では同じように行きませんので、しっかりと麺を炒めたい場合は、フッ素樹脂加のフライパンをお役立て下さい。
その節は、こちらの動画が参考になります。