プロの料理人の声を聞いて開発したエスエス厚底フライパン。 エスエスは、島本製作所のブランド名で、メードインジャパンです。 名前のごとく底面の板厚が2.3mmと厚くなっています。 極JAPANフライパンは1.6mm、 極JAPAN厚板フライパンは3.2mmですので、その中間に位置します。 重くならないように、側面は薄くしていますが、縁の部分は変形防止のために、少し厚くなっています。
この側面の作りは、匠の技を感じることができます。 側面板に注目して下さい。ろくろを回して陶磁器を作るようなイメージで、縁に向かって少し厚みが出ています。 耐久性と重さのバランスを考慮しているのです。 ハンドルも鉄製ですから、お手入れが楽です。なお、調理時間と火加減によっては、熱くなることもありますので十分ご注意下さい。 こちらは、錆止めの皮膜が施されていますので、最初の空焼き作業は必要です。
注意点:センサー付きコンロでは、空焼き作業が制約されてしまいますのでご了承下さい。 こちらのページも参照下さい。また、電磁調理器(IH)では、空焼きは行えません。 なお、当店で空焼きを実施してお届けする「空焼きサービス」をお役立て下さい。
基本的に厚板の魅力は、こちらの極JAPAN厚板フライパンのページでご参照下さい。美味しく調理ができるので、プロ職人をはじめ本格的に調理を挑まれる方に選ばれています。 厚手ではありますが、側面は薄くなっていることによって、極JAPAN厚板フライパンのような重さはありません。 しかし、決して軽いとは言えませんので、ある程度の重さは覚悟して頂きます。 加えて、オムレツ作りにも相応しいです。 ハンドルが、少し上に向いていますので、オムレツの返しがしやすい。
さて、卵は、温度によって実にさまざまに変化します。 卵が65度から80度の間にあると、フライパンには、こびり付きます。 具体的には、予熱が弱いと、フライパンにこびり付きます。 そして、薄いフライパンであると、卵を入れてしばらくすると、温度が下がってしまうため、こびり付きます。 卵の量が多ければ、なおのこと温度が下がります。 このように卵の料理は、温度に敏感であるのですが、厚板であれば保温性が良くなり、温度制御がしやすくなるのです。
このフライパンで、実際に作ってみたオムレツです。
違う表現では、厚底フライパンなら、しっかり熱を蓄えています。 そのため、予熱さえしっかりしておけば、低温に至らないため、こびり付くこともありません。 ただ、予熱のし過ぎで、200度を越えてしまうと、今度は卵が焦げ付いてしまいます。 低すぎても、高すぎてもいけない。この点は、少し注意が必要です。 そのため、高温になってしまったら、濡れふきん等に置いて、一旦フライパンを冷ますと良いでしょう。 これは、ホットケーキ等にも通じる方法です。
お手入れは、亀の子タワシ等で汚れを落とした後に、コンロにいったんあげて、水分を飛ばして頂きます。 その後、冷めたら、内面に食用油を差して、キッチンペーパー等で薄く塗り広げて、そのまま収納いただきます。 これが、鉄製フライパンの基本のお手入れとなります。 ひと手間ではありますが、錆止め対策ともなり、道具への愛着も増して参ります。 鉄製の魅力は、末永く使えることですが、ハンドル部分も安心して末永くご愛用頂ける。 これぞ道具という逸品です。
20〜26cmは、同サイズのコイヌ印ステンレス蓋がおすすめできます。また、26cmと28cmは、極ステンレスカバーがご利用いただけます。