実店舗でアイザワさんの手付きボールを購入いただきました。
その商品を探してはいたものの、なかなか見つけることができなかったようです。
そのため、「ようやく見つかりました!」と大変喜んでいただきました。
ところが翌日、お電話いただきました。
「ちゅうぼうこものの透明シール(下左写真参照)を剥がしたら、むらが残ってしまって、綺麗に剥がせません。
ホームセンターで『シール剥がし』を購入して試したのですが、それでもうまく取れません。」
思い入れの深い商品だっただけに、切実なお気持ちが伝わって参りました。
残念ながら、このような体験は良くあるものですね。
そこで、当社の経験上では、「花王のマジックリン」という洗剤をおすすめしました。
粘着が残る部分にその洗剤をかけて、しばらく置いてから、
スポンジで軽く磨いて下さいとご案内しました。
すると、「綺麗にとれました。ありがとうございました。」
ココ豊橋には、日東電工というテープなどの粘着品を製造している会社があります。
私の周囲にも、この会社に関わる方が数多くいます。
そこで、粘着の専門家にも、今回のことを聞いてみました。
シール粘着物を綺麗に剥がすには、「界面活性剤」と「アルカリ性」がポイントでした。
「界面活性剤」は粘着物と被粘着物の隙間に浸透して行きやすくする。
また、粘着物は主に酸性なので、アルカリ性のものを使うと、その粘着効能を減価させる。
そこで、界面活性剤を含むアルカリ性の洗剤が、市販されている花王のマジックリンでした。
なお、アルミ製品など変色しますので、使用上の注意はよくご覧下さい。
その日は雨でした。雨の中を、何度も走っていただいて心苦しいところでした。
苦労された分、さらに思い入れの深い商品となっていただければなあと願うのでした。
商品への愛着は、そんなところからも生まれます。