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季節を楽しむ道具

2018年1月12日

お赤飯文化を継承する道具

私の娘が成人式を迎えて、野田琺瑯MIMOZAを使って 赤飯を炊いてみました。 作り方は、付属されている料理研究家・辰巳芳子さんの料理本を参考といたしました。 3合の餅米と50gの小豆のレシピです。 餅米は1時間半ほど水に漬けて、鍋に入れる10分前にザルにあげます。 小豆は300tほどの水で、少し柔らかくなるまで別のお鍋で茹でて、茹で汁と小豆を分けておきます。 その茹で汁に水を加えて350tにしたら塩少々を加えて煮立てる。 そこに餅米を入れて、汁気がなくなるまで火にかけます。 最後に、その餅米と小豆を濡れ布巾に包んで、MIMOZAで蒸気を立ててから25分間蒸して出来上がり。

はじめての赤飯作りでしたが、小豆に歯ごたえがあり、とても美味しく頂けました。 また、食べることを通じて、娘の成人を家族みなで祝うことができました。 同じものを食べることで一つとなり、記憶にも残るのだと思います。 美味しい味や香りとは、見たもの聞いたもの以上に記憶に残るのでしょう。 そして、少々大目に作れば、周りの方にもお裾分けできる。 やはり、喜びは多くの皆さんと分かち合うべきもので、喜びが大きくなります。 改めて赤飯は、素晴らしい文化だと思い知りました。

調理する中で感じたことがいくつかありました。 濡れ布巾に餅米を移す時には、MIMOZAの蓋が重宝でした。 また、今回布巾は、日東紡の布巾を使用しましたが、 3合にはちょうど良かったです。 小豆は水に漬けず、餅米も1時間半ほどでしたので、比較的短時間に調理できました。 そして、赤飯は何に入れておくと良いのかと思案しました。 御裾分けには重箱、そのまま家庭で食べるには木製のものが相応しいと思いました。 そこで、長野県南木曽で製造する山一さん楕円の飯台を思い出しました。こちらには、別売りで本体と同じさわら材の美しい蓋も付いています。 フラットな平面ですから、その上には、何かを載せることもできます。

改めて、この楕円の形状が美しいのですが、この形状には職人の技が表れています。 今までになかった形状の飯台です。 その職人が宮下武雄さんで、昨年お会いして参りました。 こちらの自在のおひつも宮下さんの作品で、 同じ銅のねじりが使われていますので、外れることはありません。 宮下さんは、大変穏やかなお人柄でしたが、木の性質を知り尽くして、 自由な発想で物作りに熱く取り組まれていました。 料理研究家・松田美智子さんは、こちらにはサンドイッチを入れても、 寄せ鍋の具を入れるのにも相応しいとのこと。 飯台だけの用途ではなく、使い手の自由な発想を促してくれます。 また、ひのきの長しゃもじも合わせてお役立て下さい。

成人式から2日後に、90歳の知り合いの訃報が届きました。 その方は、私たちの結婚式の時に、赤飯を炊いてもって来てくれた方でした。 赤飯とともに、その方のことが偲ばれます。 改めて心のこもった道具とともに、このお赤飯文化を継承して行きたいと思いました。

【お知らせ】 「楕円の飯台」は好評につきまして定番商品となりました。こちらのページよりお買物いただけます。