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道具選びの眼

2013年2月22日

道具としてのバーミックス再考

今回、百貨店等で バーミックスを 実演販売されています チェリーテラスさんの指導員の方をお招きして、 スタッフの間でバーミックスの勉強会をさせていただきました。 私たちにとっては、いつも見慣れているバーミックスですが、改めて見直すことができました。 まだまだその魅力をお伝えできていないことを反省しつつ、 今回改めて学んだことを整理させていただきます。

調理性能と耐久性能に優れた重さである

まず、重さです。バーミックスのようなハンディフードプロセッサーは、 据え置き型のものとは違い、持ちながら調理しますので重さは重要な指標です。 しかし、フライパン同様で、軽ければ良い訳ではありません。 フライパンの軽いものは扱いやすいですが、 調理性能面では、熱廻りにむらが生じやすい。 また、変形しやすく耐久性能の面で難があります。

同じことがハンディフードプロセッサーにも通じます。 軽すぎてしまうと、食材に触れた時の抵抗力に左右されて、コントロールがしにくくなる。 多少の重さがあることで安定するため、加減がしやすくなる。 ハンディフードプロセッサーは、お好みの状態に撹拌できることが特徴ですから、 加減しやすいものが相応しいでしょう。

そして、耐久性能ですが、重みがあることにより、 より強力なモーターが内部に入っているとも言えるかもしれません。 やはり、バーミックスの命は、このモーター部分です。 車のエンジンに当ります。 その性能は、回転数と定格時間(連続使用可能時間)で比較できます。 バーミックスの高速時の回転数は毎分17,000回転で、定格時間は5分間となります。

ここで類似品と比較ができますが、品質の良いモーターは軽くはないのかもしれません。 アフタサービス体制はもちろんですが、 3年間の保証が付いているのも、メーカーの自信の表れとも言えます。 かといって、すごく重いとも言えず、調理性能と耐久性能に優れた バランスのとれた程良い重さと表現できます。

アルミ製のガードカバーは着脱ができて、回転軸部分は時に油を差すとより良いです。

隅々までお手入れできる衛生的な構造になっている

続いてお手入れ方法です。改めて気づいたことは、良い道具には、良い取扱説明書が控えている。 バーミックスの真骨頂は、取扱説明書とも言えます。 改めて、現在使われている方も、取扱説明書をもう一度読み直してみて下さい。 きっと新しい発見があることでしょう。 その中で、お手入れ方法が懇切丁寧に解説されています。

加えて、バーミックスは、お手入れがしやすいように工夫されていることも分かります。 それは、食材に触れる部分、汚れる部分は、隅々までお手入れができること。 アタッチメントを着脱するガードカバーの部分ですが、 上写真のように着脱することができます。 そして、回転軸先端が洗浄できて、ここに食用油を塗布しておけば、 いつでも快調に利用できます。 これは、何だか鉄のフライパンのお手入れを彷彿させます。

こんなお手入れがきっと道具への愛着も生み出すのでしょう。 これらの部分は、樹脂材は一切使われず、すべて金属の材料が使用されているため、 衛生的であることはもちろん耐久性の面でも安心感があります。 きちんとお手入れできる構造になっているのは、本物の道具である証しのようです。 結果として、末永く使えることにも至るのでしょう。 指導員の方も、お手入れの大切さを強調されていました。 やはり、そのような姿勢をもつメーカーの道具はおすすめできます。

考えながら動かすことによって使いやすくなる

そして、調理の面では、動かし方です。 機械とは言え、このバーミックスは、手で動かす余地が残されています。 すなわち、頭を使いながら、工夫しながら調理ができるので、 それが面白いところとも言えるでしょう。 自分の手の延長として利用できるとも表現しますが、 それは人間の側で考えて行う、調理の本来の要素があるのです。

どうしたら、うまく撹拌できるか。まず、動かし方です。 食材を押さえつけたままではなく、上下に小刻みに動かすことによって撹拌できます。 最後の仕上げでは、容器の隅や底につぶし残りがないように 前後左右に動かすことも必要です。 また、動かし方に加えて、回転速度、動かす時間、そして使う容器、 容器に対する食材の量にも影響されます。

例えば、固形物をつぶす場合には、口径の狭い縦長の容器を選びます。 口径が広いものですと、広がってしまい、うまく撹拌ができません。 この点も、頭を使いながら経験を重ねることでしょう。 ただ、取扱説明書にはヒントがあります。 また、ハンディフードプロセッサーは、途上で小休止が入る時に、 どこかに一時的に置きたくなります。

その時、スタンドを近くに持ってくることによって、さっと立て掛けることができます。 食材と触れる部分は、浮いているため周囲を汚すこともありません。 スタンドは定位置に固定ではなく、動かしながら利用すると良いでしょう。 これもまた、考えながら動かすと言うことです。 そして、スタンドがあることによって、いつでも見える位置においておける。 しかも、インテリアにもなる風格があります。 やはり、道具は、すぐ使えるところにあると活躍の機会は増えます。

ハンディフードプロセッサーの特徴とは

最後に、通常のブレンダーと比べてハンディフードプロセッサーの特徴を二つ見直しました。 ハンディフードプロセッサーは、水分を加えなくても、野菜と果物をそのまま撹拌できます。 フレッシュミックスは、 ハンディフードプロセッサーならではと改めて教えていただきました。 ただ、順番として、最初に果汁のでるものを先に撹拌して、ある程度水分が出て来た状態で全体を撹拌した方が相応しいでしょう。 そのあたりも、考えながら行う必要があります。

そして、ポタージュですが、ブレンダーですと、お鍋から移し替える手間がかかりますが、 ハンディフードプロセッサーならそのままお鍋の中ですぐに撹拌に取りかかれます。 手軽にポタージュができる。

このように勉強会を通じて、見えなかったところが見えて参りました。 最近では、低価格のハンディフードプロセッサーが数多く販売されていますが、 ずっと末永くご愛用いただく道具としては、やはりバーミックスがおすすめできます。 日本国内での販売も30周年を迎えたのは、このような道具としては画期的なこと。 今回の勉強会を通じて、30年続いてきた理由が分かったようでした。