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2024年11月15日

家事問屋企画展 池田敏明さんとシステムバット

来月当店で開催される家事問屋企画展に向けて、おすすめの商品を紹介いたします。 今回のテーマは「小さな工場の大きな仕事」としました。 特に、工場の作り手の人、人物に焦点を当てます。 ありきたりなのに使いやすい道具が、どのようにして生まれるのか。 作り手の顔が見えてくると、その使いやすさに気づけるようになります。

今回は、システムバットを製造されている池田物産の池田敏明さんです。 池田さんは28歳の時に、会社を創業して昨年で50周年を迎えています。 初めに350万円の資金を集めて、2人の従業員とともに、キッチン用品の輸出業からスタートしました。

家事問屋 読みもの「こうばを訪ねて VOL.9」池田物産の宮島守人さんと池田敏明さん(写真右)

池田さんの会社は、アメリカに向けて輸出していたステンレス製の深型容器がヒット商品となっていました。 ところが、為替相場が変動することで輸出業が厳しくなり、国内販売に切り替えます。 その時の第一号が、家事問屋システムバットの前身となる商品でした。 ところが、日本では量販店で売るには高すぎて、通販で売るには特徴がなさすぎると言われ、 20年近く行き場をなくしていた。 そこに目を留めたのが、家事問屋の久保寺公一さんでした。 「今どき見ないようなしっかりした造りと実直なまでのシンプルさ、一目でわかる品質の高さに目を引かれました。」

そこで、久保寺さんが池田さんにお願いします。 「家事問屋を立ち上げる時、そのシステムバットのことが一番に思い浮かんだんですね。 売れるかわからないけれど、よいものを知ってもらいたい。そんな思いで最初のラインナップに選定しました。 『昔からあるよいものを伝えたい』という家事問屋の想いにもぴったりで。 倉庫に眠る古い金型を探していただいて、メンテナンスをしてもらったり、新たな金型を作ってもらったりしました。」 このお二人の信頼のもとで、商品化が実現します。 やがて、この商品が家事問屋を象徴するロングセラー商品として成長します。

このシステムという呼び名ですが、全4種類のサイズを展開させています。 冷蔵庫内で二段重ねて、空間を有効利用できるように、2分の1サイズ、4分の1サイズ、そしてロングサイズと使い分けができます。 オプションとして、それぞれに、ステンレストレー、水切りザル、あみを取り揃えます。 ステンレストレーは池田さんからの提案で商品化。 樹脂フタと違って臭いがつかない。しかも洗いやすくて長く使える。 また、他のオプションは、それぞれ専門とする工場にお願いすることで、 バットやトレー同様の高い品質となっている。ここでも産地の特性が生かされていました。

池田さんは、50年会社を続けて来られたのは、さまざまな商品開発に挑戦してきた結果であると言われていましたが、 挑戦できる環境が整い、池田さんを助ける仲間が背後に控えていた。 「俺なんかは中学、高校時代の同級生が同業に多いから、支え合ってここまでやってこられた。 専門の工場が多くて、困った時に助け合える関係性があるのはこの産地ならではの強みだと思うから、 若い人に引き継いでいってもらいたいね。」 時代が厳しくなる時こそ、先代たちにならって、お互いに助け合いながら挑戦していく。その象徴が家事問屋に思えて参りました。

【事前告知】12月5日(木)〜24日(火)TAKATSU実店舗(愛知県豊橋市)にて家事問屋企画展を開催。 特設売場にて家事問屋の道具を100点展示。ホットパンなど実際にお試しできます。

スペシャルトークイベント:12月14日(土)午前11時〜 TAKATSU実店舗 (参加費無料 申込不要) 家事問屋ブランド統括マネージャー下村企販・久保寺公一さんをお招きして 「小さな工場の大きな仕事」をテーマにお話を伺って参ります。