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2024年11月1日

服部幸應先生とジオプロダクト

今月は、ジオプロダクトのキャンペーンを展開していますが、改めてこのお鍋の魅力に迫ってみます。 2024年10月4日、この商品を監修された料理研究家の服部幸應先生が逝去されました。 服部先生は、食育基本法の制定に尽力されたと伺っていますが、 その法令には3本柱があったと生前に語っていました。 それは、安心・安全・健康の選食能力を養うこと、衣食住の伝承・しつけは共食(家族の団欒)から、 食糧問題やエコロジーなど地球の食を考えることでした。

「よいものを次世代に伝える。わたしたちの夢を込めた調理器具です。」作り手からのメッセージが響いてくる宮崎製作所さんのページです。

この柱を体現されているものが、ジオプロダクトであったようにも思います。 まず、自分の手で料理することこそ選食能力を養ってくれます。 しかも、焦げ付きにくく、汚れも落としやすいので、お料理が楽しくなります。 そして、このお鍋を調理場から食卓に持っていって、そのまま食べるにも相応しい作りでありデザインです。 食卓を彩り、共に食べることを促してくれます。 最後に、オールステンレスで樹脂を使わず、こわれることなく末永く使えるので、地球にも優しい。 さらに、沸騰したら基本的に弱火で調理ができるエコロジーを秘めています。

この服部先生のお眼鏡にかなうお鍋を製造できたのが、新潟県燕市の宮崎制作所さんでした。 産地の燕市は、多くの工場が点在して分業でつくることが多いのですが、宮ア製作所さんは 自社工場で一貫して製造できることが特徴です。そこには、責任と誇りを感じます。 こちらの工場見学の動画も参考にしてみて下さい。特に、研磨の職人は腕が立ち、ステンレスの輝きが他と違います。 もともとは姫フォークから歴史がはじまっていますが、 こちらの歴史のページも参考にして下さい。 「ほんとうに良いものをつくりたい」を堅持してきた歴史がありました。

その結果ではありますが、アフターサービスが光っています。 まず、有料ではあるものの お鍋を磨くサービスがあります。 そして、部品は常に入手できる体制を続けています。 やはり、道具を長く使うためには、お手入れが大事ですので、お手入れのことをしっかりお伝えしています。 「ご自宅でできるお手入れ」も参考にして下さい。 さらに、基本的にユーザーフレンドリーであり、昔から情報発信に熱心です。 何かあっても丁寧に対応頂けるのが印象深く、このようなモノ作りのあり方こそが、次代に継承されていくものと感じます。

【ちょっと補足】 こちらの動画で、サイズ感のことを教えてくれますが、やはり迷ったら実店舗にご来店下さり、ご自分の手と目でご判断下さい。 また、意外と知られていないのが、こちらの動画にある、焼く機能ですので、是非見直してみて下さい。