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朝のスタッフ会議

2024年7月5日

フライパンに熱電対温度計

フライパンにおいて重要なのは、調理温度です。 160〜180度の温度帯で加熱することで、美味しく調理ができます。 詳細は、こちらのページを参考下さい。 そこで、おすすめしたいのが、熱電対(ねつでんつい)温度計です。 熱電対とは、2種類の異なる金属導体で構成された温度センサ。 その特徴は、応答が早いことで、瞬時に測定できます。 2つの異なる金属をつなげて両方の接点に温度差を与えると金属の間に電圧が発生し電流が流れる 「ゼーベック効果」を生かして測定します。

熱電対温度計本体に、黄色のケーブルが付いたプローブを差し込んで計測します。

こちらに、Kタイプ熱電対プローブを差し込むことで、フライパンの表面温度を正確に計測できます。 なお、Kタイプとは、構成材料が、プラス極にニッケルおよびクロムを主とした合金、マイナス極に ニッケルおよびアルミニウムを主とした合金となります。 プローブの先端をフライパン表面に接触させるだけで温度が瞬時に表示されます。 ちなみに、200度まででしたら、0.1度の単位まで計測できます。 黒いゴム状のカバーが付属されていますので、万が一落としても安心です。

プローブのハンドル部(プラスチック部分)の耐熱温度は100℃までです。 フライパンで測定する場合には、ハンドル部を高温にさらさないようにお気を付け下さい。 なお、非接触で赤外線を放射して測定する放射温度計は、正確に測ることが難しいです。 フライパンなどの金属表面により、放射率という指標が変わるためです。 一般的なものは放射率が0.95で設定されていますが、金属表面の輝きによって放射率が変わります。 その点で、熱電対温度計が相応しいです。

こちらの温度計のお手入れは、プローブの先端に油が付着しますので、布やティッシュペーパー等で軽く拭き上げて頂くだけです。 あまり、ゴシゴシと磨かない方が良いです。また、水防仕様ではないため水洗いはしないで下さい。 フライパンの予熱時には、こちらで計測して、まず適温の160〜180度に加熱します。 調理中も、この適温を維持することを心掛けて頂きます。 厚みのあるフライパンであれば、基本的には、弱火で適温を維持できることも分かり省エネにつながります。