今回は、豊橋保護区保護司会 岡本卓也さんです。
その未来像は「ひまわりのように誰もが見守られている街」でした。
SDGs(持続可能な開発目標)でうたわれている「leave no one behind」(誰一人取り残さない)という言葉を思いました。
それはグローバルなレベルのことだけではなく、まず身近な街あるいはご近所から始めることでしょう。
こちらより視聴できます。(YouTube)
岡本さんの保護司の活動は、街づくりの上でも大切な視点に気づかせてくれます。
街づくりでは、ともすると、再開発と呼ばれる土地・建物の有効利用等のハード面をイメージしますが、
今一度、人とのつながり、足元をみつめ直すことを教えてくれます。
そこに、街づくりの土台があり、それがあってこそ、さまざまなハード面も相応しいものが出来上がって参ります。
武田信玄の言葉が印象的でした。「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵」
この言葉が岡本さんの活動を支えていたように思われました。
また、観察対象者を通じて、この言葉を教えて頂き、さらに深めて来たのだと思いました。
保護司活動は、決して一方的なものではなく、ご自身の子どもたちの成長を温かく見守ることにも通じていました。
商店街や商店経営が転機を迎える時期に、岡本さんは再開発事業に取り組まれています。
保護司を中心とした社会を明るくする運動が、東京銀座の商店街に由来がありました。
商売とは商品を媒介とするものの、人とのつながりを作り深めることに本質があるのだと気づかせくれます。
私も隣町で学ばせて頂きながら、岡本さんを通じた新しい街に期待しています。