今回は、ホテルアークリッシュ総料理長 今里武さんです。
その未来像は「フードクリエイターを育てる街」でした。
フードである食物は、生涯お世話になるものであり、また人を育てるものだと教えて頂きました。
今里さんも、お母様をはじめ、多くのフードクリエイターたちによって育てられて今日の活躍がありました。
こちらより視聴できます。(YouTube)
お母様の今里優子さんに自主独立の気概を感じました。
洋食店を佐世保の街に開き、ご親戚の焼いた伊万里焼の器を使い、時に自家用車で市役所までテイクアウト販売に出掛ける。
私も、今里さんと同じく商売人の母親の背中を見て育ったのですが、自分が同じ仕事に携わることで気づけることがあります。
それは商売人の苦労から滲み出る真心、商いの心です。
また、良い料理人とは、プロデューサーであり、また人を育てる人かもしれません。
こども料理塾をはじめ、その眼差しが人を育てることにあり、さまざまなことを企画して挑戦されていました。
それは、師匠であるハウステンボス時代の上柿元勝さんやロテルド比叡時代のローランさんから継承されたもの。
そこには人への信頼や責任感を感じました。
この豊橋に来て、身近にいる生産者の皆さんとのご縁を喜んでいました。
レモン農家の河合浩樹さんたちとの出会いもあり、屋上農園などの取り組みが始まっています。
2年前に藤井聡太棋士の王位戦の勝負飯を作る機会を得たことが象徴するように
「持っている」方でもあり、ますます多くの人との出会いを重ねて新たな街づくりが進められていく予感です。