今回は、アーティスト花島愛弥ちゃんのお父さん、花島紀秀さんです。
その未来像は「こどもたちと今を楽しむ街」でした。
印象的であったのが「猫」でした。あるいは、動物、生き物と言ってもよいでしょう。
自閉症の子をもつ親の不安に対して、猫になれと。
猫は、明日のことを思い煩わない。今を楽しんでいる。新たな視点でした。
こちらより視聴できます。(YouTube)
今回の撮影後に、最近よく耳にするDISH//の「猫」という楽曲が自分の中で違って響いてきました。
その歌詞には「明日が不安だ とても嫌だ だからこの僕も一緒に飲み込んでしまえよ夕焼け」
何か花島さんの想いと重なっていると感じました。
そして、愛する人を猫になぞらえて「この腕の中で抱きしめるよ ケガしてるならその傷を拭うし」
その不安な気持ちは、愛する人のことを想う気持ちから生まれている。
のんほいパークで愛弥ちゃんの作品展に訪れた時、そこにいた花島夫妻の姿に心打たれました。
ああこれが「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」
子どもとは、夫婦を結び付けてくれる特別な存在なのだと教えて頂きました。
また、花島さんは、不安を抱える中で、ご自身の意思で聖書を開かれていました。
聖書にも、猫ではありませんが、空の鳥が登場します。
「空の鳥を見なさい。種まきもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。
けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていて下さるのです。」
動物園で柵を抱える愛弥ちゃんが、愛おしい猫に見えてきました。
参考:
DISH// (北村匠海) - 猫 / THE FIRST TAKE