今回は、「神野新田物語」作者の杉浦博人(ひろと)さんです。
「仲間をつくり行動する街」とありましたが、教職者として子供たちにも良いお手本を示し続けて下さっていました。
杉浦さんの熱意が、仲間たちを呼び込むのだとも思いました。
そして、その熱意が、思いでとどまるのではなく、行動あるいは挑戦に至る。
こちらより視聴できます。
何かに真剣に取り組むと、面白い世界が広がる。
それを知らないでいる人がいることに、もったいないと言われていたのが印象的でした。
面白くなる世界とは、安易なものではなく時に困難も伴うもの。
神野信郎さんから頂いた「神野三郎伝」などを読み込んで舞台劇の脚本まで作ってしまう。
そして、それを3回にわたって仲間たちとともに公演する行動力は光ります。
そんな仲間たちの関係性は、神野新田物語の神野三郎さんと農民たちと重なります。
神野三郎さんが、農民たちのために、肥料のことを研究したり、二人会を設立して貯金を奨励する。
どうしたら、小作農の人が、自作農となって自立していけるのか。
常に農民たちの側に立って行動されていた。それに農民たちが苦しい中でもしっかりと答えていました。
今回の市民劇を群像劇としていることも理解できました。
神野三郎さん個人の物語ではなく、あくまで群像と表現される、その周囲の仲間たちとの物語でした。
新田開拓とは、一人ではできません。
そのために、三郎さんは仲間をつくりました。
そして、その仲間づくりが、実は街づくりだと番組の最後で締めていました。
今月の舞台を通じても、素敵な街がつくられて参ります。