暑さも少しづつ和らいで、いよいよお料理に取り組むには一番の季節を迎えて参ります。
食欲の秋でもあり、ご家族にも美味しいものをたっぷり食べてもらいたい。
そこで、美味しく快適に調理して頂くために、今月は炒め鍋をおすすめいたします。
意外と、炒め物をフライパンで調理される方が多いようで、炒飯がべとついたり、野菜炒めが水っぽくなったり、
焼きそばがこびりついたりと、お料理の意欲が萎えてしまうことがあるようです。
適材適所で、炒め物には、炒め鍋を使って頂くと、その使い心地と仕上がりの違いを感じて頂けると思います。
家庭用炒め鍋の一般的なサイズは、28cmとなります。深みもあるので、容量が大きくなります。
そのため、食材をあおりやすく、短時間に手早く、たっぷりの熱を食材全体にむらなく届けることできるのです。
その結果、炒飯はパラパラ、野菜炒めはシャキッと、焼きそばはこびりつかず調理できます。
炒め物は、お鍋は大きめで、具は少なめが綺麗に仕上がるポイントです。
もう一つのポイントは、油を生かすことです。
特に、予熱時の油返しを実施することで、鍋全体をむらなく温めることができます。
また、電磁調理器(IH)では、鍋は底面のみしか発熱されず、側面との温度差が生じてしまいます。
これも、油返しをすることで、その点を解消することができるのです。
電磁調理器で炒め物が思ったようにできない方は、是非とも、炒め鍋と油返しでクリアされて下さい。
また、使用途上で不明点があれば、お気軽に当店までご相談下さい。
炒め物は、何といっても時短であり、手早く調理ができます。この時代には、相応しい道具です。
中華料理の調味料は各種発売されていて、それは野菜や肉を炒めて、絡めるだけで出来上がりです。
しかも、出来上がったものは、ボリュームがあり、お腹もいっぱいになります。
さらに、それが出来立てで頂ければ、それだけでも御馳走と言えるでしょう。
この秋、炒め物を味方にして頂き、夏の疲れをいやす美味しさをお楽しみ下さい。