
本日の朝日新聞では、福岡国際マラソンが今年で70回を迎える記念シンポジウムのレポートがありました。 「最近の選手はけがが多い。食生活が影響しているとの話も聞きます。」 その質問に対して駒澤大学コーチの藤田敦史さんが答えます。 藤田さんは、第54回で日本新記録をマークして優勝した選手でもあります。 「駒大では、監督の奥様が食事を作ってくれているんです。 私自身、学生時代、それまで貧血に悩まされていたのが、奥様の食事のおかげで、 それが劇的に減った。」スポーツライターの武田薫さんは 「24回の福岡で勝った宇佐美彰朗さんは実家が魚屋さんで、包丁を持たせると何でもできる。 『きょうの料理』という番組に出たほど。練習後、スーパーに行き、自分は今何を食べるべきか、 考えて自炊をしていましたね。」そして、けがが多い一例としてテニスの錦織圭選手をあげて、 彼の体ができていれば、とっくにグランドスラムを勝っていると続きます。
そして、次のページはスポーツ欄で「旬の35歳 ひけつは食材」の見出しで 上記を論証する実例のような記事がちょうどありました。 それは、同じく福岡マラソンの注目選手というコーナーで、35歳という年齢で挑む JR東日本の高田千春さんが紹介されていました。 「長持ちのひけつのひとつに食事がある、という。『おかねをかけても素材の良いものをとっています。』 練習後の夜7時ごろ、妻の彩さんとスーパーに出かけ、自分たちの目で肉、魚、野菜を選ぶ。献立も その時に食べたいものを決める。 『我が家では奥さんが食事を作って待っているということはないんです。』 増減の多かった体重管理ができ、2時間10分台の安定した成績を 残せるようになった。」
この記事に、日頃自分の手で料理をすることを推進している当社の立場を弁明してくれているようで 大変嬉しく思いました。アスリートたちにとっては、食べることは重要です。 それは、アスリートに関わらず、どの分野にも通じることではないでしょうか。 いつしか、便利なものが溢れて食事が他人任せとなっている現状を自覚して参りたいです。 オリンピックのマラソンで金メダルをとるためにも、子供たちの食生活を見直して行くことが肝要でしょう。 いや、それはマラソンランナーだけではなく、私たちの子供たち一人一人も同じであり、 自分で選んで自分で作ったものを食べることで、自分の能力を開花できると思います。 そんな他人任せにしない、自分のある料理作りの輪を広げて参りたいです。





































































