雑誌「文芸春秋」で大型企画として「健康寿命を伸ばす」が掲載されていました。 痴呆などの状態のままで寿命を伸ばすのではなく、いかに健康を保って寿命を伸ばすかが提案されていました。 その冒頭の論稿「脳科学者が証明したボケない秘訣」では、お料理をすることがすすめられていました。 「冷蔵庫を開いて中を見て、『今あるもので何が作れるか』を考えることはまさにプランニングで、 高次機能の維持につながります。買い物に出かければ運動になるし、調理に入れば、洗う、切る、焼く、煮る、炊くなど、 同時並行でいくつもの作業をこなしていかなければなりません。まさに『デュアルタスク』『マルチタスク』となり、 脳はフル回転で活躍することになります。」(11月号249ページ) 料理は脳をフル回転で使うのだと記載されていて、なるほどと共感いたしました。
亀印文化鍋18cmとなります。3.5合までの炊飯におすすめです。
こんなに軽く、こんなに手早く、こんなに美味しく炊ける昔ながらのご飯鍋です。
そこで、炊くという行為を電気炊飯ジャーの機械に委ねるのではなく、 自分の脳を使ってみてはいかがでしょうか。 この行為だけでも、水加減と火加減との格闘とも言え、脳をしっかり使うことができます。 これが痴呆予防にもつながり、健康寿命を伸ばしてくれることでしょう。 身近に取り組むことができる健康法とも言えそうです。 その時、炊くことは電気釜という思い込みがあるようです。 あるいは、土鍋などの特殊なお鍋を使って、大変難しいというイメージもつきまとうのかもしれません。 しかし、鍋炊飯は一旦習得いただけば非常に簡単です。生まれながらの人間の感性も助けてくれます。 普通のアルミやステンレスのお鍋でも美味しくできます。 また、かかる時間も電気炊飯ジャーに遜色なく、かえって早く炊けます。
こちらのページでお鍋をご紹介していますが、 基本はアルミの亀印文化鍋です。 価格も良心的であり、軽くて扱いやすいので手軽に炊飯できます。 3合の炊き方は、30分ほど水に漬けておいて、火にかけます。最初は強火です。 煮立ったら弱火にして7分、火を止めて15分ほどそのままにして出来上がりです。 火にかけてからは30分もかからないで出来てしまいます。 そして、出来上がった状態を見て、次回につなげていきます。 水加減と火加減のベストを探していただきます。 すると、どんどんと腕が上がって美味しくなる、その上達ぶりも楽しみとなります。
ふと思いました。文明の進んでいる時代こそ、脳を働かせる機会が奪われてしまい、 必然とボケてしまうのかもしれません。 こんな時代だからこそ、意識的に、脳を働かすことが必要なのでしょう。 実は、生活に直結した料理に、その活躍の場があるのです。 そんな視点で、鍋炊飯を見直してみて下さい。
炊飯のことで、さらに詳細を知りたい方は、以下のページも参照下さい。
入門おすすめの道具1 ごはん炊きは亀印文化鍋