パスタをソースと絡めるのにおすすめのフライパンが、コーティングのないアルミ無垢の 中尾アルミ打出しフライパンです。 おすすめの理由をご紹介します。 まずは、厚手のアルミ製ですので、ソースが焦げ付きにくく煮詰まりにくくなっています。 弱火でむらなく全体に理想的な熱を届けることができます。 これが薄手のものになると、ガスの炎が当たるところに熱が集中しやすいので焦げ付きやすく、 しかも弱火では熱が届きにくく、火力調整がしにくいのです。
そして、アルミ素材であることで、厚みがあっても比較的軽いのです。 そのため、ハンドルを握って煽(あお)りやすく、麺をソースに絡めやすくなります。 ハンドルも水平ではなく、少し上方向に立っていることもあり、力を入れなくても煽りやすい。 菜箸や調理ヘラで撹拌するよりも、麺を傷つけず綺麗に絡めることができるのです。
また、シルバー色でトマトソースをはじめ、ソースの色合いが映えます。 ソースの状態をよく観察できて、このフライパンの中にあるソースは、いかにも美味しく見えるのです。 なお、ぺペロンチーノでは、ニンニクの色合いの変化がよく分かります。 作り手の意欲や愛情を引き出してくれるようにも思います。
さらに、フライパン側面が底面に対して直角ではなく、上方向に広がり丸みを帯びていますので、 その点でもソースを絡めやすく、お手入れもしやすくなっています。 お皿に移し替える時にも、この丸みがあることで、移しやすくなります。 加えて、フライパンの深さがパスタを絡めるにはちょうどよい印象です。 なお、21pは1人分(パスタ100g)、24cmは2人分(200g)、27pは3〜4人分が目安です。
このように、中尾アルミフライパンは、素材、厚み、ハンドル、縁の角度、深みなど、しっかりと考えられています。 それは、この会社が、ホテルやレストランの厨房を廻って、現場の職人から聞いた声を 商品作りに反映させて来た結果とも言えます。 なお、電磁調理器(IH)にはご利用いただけませんのでご注意下さい。
なお、パスタは、くっつきやすいですので、しっかり炒める点では、フッ素樹脂のコーティングされた シルクフライパン等がおすすめです。 ただ、炒めずにソースと絡める調理であれば、コーティングのない方が熱の伝わりが良くより長くご愛用も頂けます。 このソースも、大きく分けると3つで、オイル系、トマト系、クリーム系とさまざまお楽しみ頂けます。
基本は、ペペロンチーノが代表であるオイル系かもしません。 まずは、みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルとともに炒めます。 そこに、輪切りにした赤唐辛子を添えて、パスタの茹で汁を加えてソースを作ります。 ちなみに、ペペロンチーノとは、イタリヤ語で唐辛子のことです。 オリーブオイルと茹で汁が一体となる乳化したソースに、茹で上がったパスタを投入します。 これをトング等でむらなく絡めて出来上がりです。
まずは、みじん切りにしたニンニクをオリーブオイルで少し色づくまで炒めます。
今回は1人用の打出フライパン21pを使いました。
並行してパスタを茹でます。今回は中尾アルミ雪平鍋21cmを使って、
1L強の水を入れて100gを茹でました。
ニンニクとオリーブオイルおよび赤唐辛子の入ったフライパンに
茹で汁を注いでソースを温めて、そこに茹で上がったパスタを投入してトングで絡めます。
このようにパスタをソースと絡めることを考慮しますと、 鉄製フライパンよりもアルミ製のフライパンの方が相応しいと分かります。 なぜなら、鉄製フライパンは、ソースによって、油の馴染みが取れてしまうことになります。 もちろん、次回使用する時に、しっかりと油返しをしていただけば良いのですが。 加えて、鉄製ですと、クリーム系は、ソースが鉄分の溶出でやや濁ることがあります。 その点では、パスタ専用のフライパンを一つもつことで、パスタも快適に美味しくできますし、 鉄製フライパンの油の馴染みを気にする必要もないとも言えます。