こちらでは比較的涼しい日が続いていますが、火をつかう料理には大変助かりますね。 「お料理をして下さい。」天よりの声が響いているかもしれません。 夏休みに入って、素麺に始まり、スパゲッティに、ザルそば・うどん等の麺類は子供たちにも喜ばれます。 インスタントではなく、きちんと乾麺を茹でてみると、また味わいが違って参ります。 そこで、麺類を茹でるのにおすすめのお鍋をご紹介します。 それが、日本人が昔から使いこなして来た形状のオブジェ段付鍋です。
こちらの形状に注目して下さい。すり鉢あるいは逆三角形と言えば良いでしょうか。 この形状により、底面から側面への熱が伝わりやすくなり、比較的早く沸騰します。 上部の口径が広くなっていますので、側面の縁に沿って昇ってくる水流が、上部では中心に向けて 再び底面に流れ落ちる動きとなり、ふきこぼれにくくなります。 この形状は、こちらの料理鍋にも見られますが、理にかなっています。
すり鉢の形状が、ふきこぼれにくく、比較的早く沸騰する理があります。
蓋を置くところ、スチームプレートを置くところ2か所に段が付いています。
そして、こちらにはスチームプレートが付いています。 底面から約4cmのところに、スチームプレートが置ける段差があり、そこにスチームプレート置きます。 一般的なお鍋に脚付きのスチームプレートを 置く場合と違って、蒸気の出る水から少し離れていることで、食材が水っぽくならず、 専用の蒸し器に近い仕上がりとなります。 しかも、早く沸騰しますので、その点でも蒸し物にもおすすめできます。
なお、電磁調理器(IH)には対応いたしていません。 また、両手鍋20cmまでのお鍋しかない方には、容量大きめのお鍋を検討いただくと良いでしょう。 容量が少ないと、回遊空間が狭いために麺がくっ付きやすく、仕上がりがよくありません。 基本的には、茹で物はたっぷりのお水で茹でることが相応しいです。 そこで茹で物には、容量の大きいお鍋が一つあると重宝です。 この季節、茹でるお鍋を見直していただき、ご自分で茹でる美味しい麺類を楽しまれて下さい。
円盤状のスチームプレートを設置しました。
蒸気の対流する空間も広く、蒸し上がりは良好です。
蓋は、縁から少し落ちたところに入れ込みます。この縁のところに段差があることで、
さらに吹きこぼれにくくなっています。