ブリュッセルという名前が付けられたフライパンを昨年末より販売しています。
今月は、このフライパンのキャンペーンを展開中です。
先月、このベルギーの首都ブリュッセルで連続爆破テロ事件が勃発しました。
こちらには、EU(欧州連合)の政策執行機関の本部も置かれていますが、
そのEUはシリア難民の受け入れという大きな問題に直面しています。
ブリュッセルには移民も多く、宗教や民族を越えて共生していくことが喫緊の課題です。
それは、われわれ日本でも同じでしょう。
その時に、ブリュッセルと言う街には、歴史的に手がかりがあるように思います。
世界有数の美食の都とも呼ばれ、チョコレートやワッフルは、こちらでも名が通っています。
ゴディバは、ブリュッセルで生まれて、ブリュッセルワッフルはワッフルの代名詞のようです。
この街では、食の文化が花開いて来たのです。
宗教や民族を越えて、みなが一つになれるのは、食であり、お料理なのだと思います。
言葉は通じなくても、美味しさには普遍性があり、誰もが心を開いて笑顔となれます。
この街には、いつの時代にも問題があり、
チョコレートを通じて、ワッフルを通じて問題を乗り越えて来たのかもしれません。
そこには、先人たちの智慧が感じられます。
このブリュッセルフライパンの中で、美味しさが作られて行きます。
そこには、自分と他者を祝福する思いが芽生えて、それが周りに広がって行きます。
フライパンは平和の源のようです。
それは、本質的なところでは、違う宗教や民族間だけの問題ではなく、
時に同じ家族同士でも問題は引き起こされます。
その時に、大きな貢献を果たしてくれるのが、やはりお料理なのだと思います。
このブリュッセルのフライパンは、平和のフライパンのように思えて来ました。
フライパンと向き合うことで、不思議と心の波風がおさまることがあります。
そして、台所で平和を祈ることを通じて、明日への希望が生まれます。
願わくは、自分の家族、自分の国だけではなく、このフライパンの生まれ故郷まで祈りを届けたいものです。
ブリュッセルを祝福したまえ。