昨日のスタッフ会議で話題になったのが、東京合羽橋にある「釜浅商店」の店主が書かれた
「料理道具案内」(PHP出版)です。4代目店主が、「暮らしを豊かにする道具には理がある」と語ります。
南部鉄器から始まり、包丁、フライパン、行平鍋を写真付きで解説。
このように専門店の若手店主が、自分の言葉で道具を語れることを嬉しく思いました。
かたや、当店も磨きをかけていきたいと身の引き締まる思いでした。
そこで、同じように道具には理があると語っているのが、料理研究家の松田美智子さんです。
その松田さんのシリーズ、自在道具は、当社でも
自在ライスボックスを
定番品として販売。今日は、そのシリーズの自在おひつをご紹介いたします。
まず、おひつは、なぜ木製が相応しいのか。それは、適度な保温性があるからです。
金属のように放熱しない。しかも、適度に水分を吸収するため、水っぽくなりません。
お米を一時的に保存しておく上で相応しい理のある道具なのです。
さらに、この自在おひつに特徴的なのが、黒ずみやすく、お手入れのしずらい、
内側底面の縁部分に丸みを持たせているところです。下写真をご覧下さい。
底板と側板の境目を曲面に仕上げています。
ここが一般的なおひつと違うところでもあり、衛生的です。
また、銅のタガが外れないように、タガ周りに溝を作って、はめ込んであります。
サイズは1アイテムで、木曽さわらを使用した3合まで入るサイズ(ふっくらと入れるなら2合がベストです)となります。
お鍋炊飯を習慣にしたい方などには、おすすめできる、より上質な理のある道具です。
美しい木目とデザインがご飯の美味しさをひきたててくれます。