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朝のスタッフ会議

2015年4月21日

自在のおひつ

昨日のスタッフ会議で話題になったのが、東京合羽橋にある「釜浅商店」の店主が書かれた 「料理道具案内」(PHP出版)です。4代目店主が、「暮らしを豊かにする道具には理がある」と語ります。 南部鉄器から始まり、包丁、フライパン、行平鍋を写真付きで解説。 このように専門店の若手店主が、自分の言葉で道具を語れることを嬉しく思いました。 かたや、当店も磨きをかけていきたいと身の引き締まる思いでした。

そこで、同じように道具には理があると語っているのが、料理研究家の松田美智子さんです。 その松田さんのシリーズ、自在道具は、当社でも 自在ライスボックスを 定番品として販売。今日は、そのシリーズの自在おひつをご紹介いたします。 まず、おひつは、なぜ木製が相応しいのか。それは、適度な保温性があるからです。 金属のように放熱しない。しかも、適度に水分を吸収するため、水っぽくなりません。 お米を一時的に保存しておく上で相応しい理のある道具なのです。

さらに、この自在おひつに特徴的なのが、黒ずみやすく、お手入れのしずらい、 内側底面の縁部分に丸みを持たせているところです。下写真をご覧下さい。 底板と側板の境目を曲面に仕上げています。 ここが一般的なおひつと違うところでもあり、衛生的です。 また、銅のタガが外れないように、タガ周りに溝を作って、はめ込んであります。 サイズは1アイテムで、木曽さわらを使用した3合まで入るサイズ(ふっくらと入れるなら2合がベストです)となります。 お鍋炊飯を習慣にしたい方などには、おすすめできる、より上質な理のある道具です。

美しい木目とデザインがご飯の美味しさをひきたててくれます。

自然が美しい南木曽で丁寧に作られている道具です 。朝のスタッフ会議コラム【南木曽の製造現場を訪問】をご覧ください。