最近、オブジェの天ぷら鍋のように、
蓋付きの天ぷら鍋を見かけます。
天ぷらは、蓋をしてしまえば、カラッと揚がりませんので、本来は蓋はないはずです。
ところが、蓋があると言うのは、多用途に使うことや、油ハネを防ぐことを想定されているのでしょう。
それでも、油物に使うお鍋は、多用途で使うよりも、専用で使用した方が、お手入れ面でも結局楽になると思います。
オブジェの場合は、中央部の蓋が着脱できるようになっています。
そのため、蓋はガードカバーのような感じになります。
果たして、これは便利なのでしょうか。
結局、油の付いた蓋をお手入れすることになります。
コンロ周りに飛び散った油をお手入れするのと、蓋をお手入れするのとどちらが楽かとなります。
飛び散りが気になる方には、便利だと思います。
とはいえ、ガードカバーがあることによって、幾分仕上がりも湿っぽくなるかもしれません。
食材の出し入れ口が狭くなるので、特に、鍋の縁あたりにある具など取り出しにくくなる印象もあります。
収納もいかがか。天ぷら鍋は、無駄なものはなく、とにかくシンプルなものが基本です。
オブジェの場合は、鍋本体自体はシンプルで、串揚げやオイルフォンデュなど卓上に出しても違和感のないスマートなデザインです。