3サイズを入れ子にしてみました。
当社スタッフがずっと愛用しているガラスボールに、イワキさんのニューボウルがあります。 こちらは息の長い商品で、1984年にはロングライフデザイン賞を受賞 しています。 見た目は、四角ボールです。丸型に比べてどこにメリットがあるのか。 それなりの理由があるのです。そこで、イワキさんのベーシックな丸型のボウルと比較してみます。
上写真で、ほぼ同じ径のものです。左が外径21.5cmのニューボウル中。右が外径21cmの丸型ボウルです。 ニューボウルは、やや縦型というか深みがあります。 ぱっちゃり、ふっくらしている感じです。 容量で比較すると、2.2Lと1.5Lなので、約1.5倍。かなり違ってくるのです。 ニューボウルはたっぷり容量のため、飛び散りがなく、攪拌がしやすい。こねもしやすいでしょう。
その次に、お手入れのしやすさです。上写真をご覧下さい。 丸型ボウルは縁があったり、底面に足があります。 その点で、ニューボウルは縁に段差がなく、足もありません。 しかも、安定感があります。この縁や足の出っ張りは、お手入れではひと手間となるものです。 その意味では、ニューボウルは、一体成形に近い感じです。
重さは、900gと750gでニューボウルがやや重くなりますが、 容量の割には軽く、安定感のある適度な重さだと思います。 軽さを求めるなら、ステンレス製等になるでしょう。 ガラス製は、へんに軽く薄くしてしまうと、破損のおそれが高くなります。 その意味では、しっかりとした作りです。
そして、ニューボールは、四つ角があります。 そのため、その角が注ぎ口になって、注ぎが安定します。 また、その注ぐ口の対象線上にある角をつかめるので、注ぎやすい。 これは軽くて扱いやすい小サイズで実感できます。 しかも、上部は四角なのですが、攪拌部分は、丸型です。 下写真をご覧下さい。正確には、丸型ボールとも言えそうです。
この四角で丸い絶妙なデザインが、食材をより美味しく見せてくれる。作る意欲を引き出してくれる。 ステンレスとは違い、中味が見えるのはもちろん、電子レンジで使えることは大きな特徴です。 材質的に金属のものに比べて、食材を保存しておく点でも相応しい。 しかも、食器洗い乾燥機にも安心してご利用頂けます。 改めて、時代を越えて愛される普遍的な道具だと思いました。
3サイズを並べてみました。