秋刀魚(さんま)の季節となりました。皆さんは、何で秋刀魚を焼きますか。
コンロに付属されているグルリで焼く方が多いかもしれませんが、内部のお手入れは大変ですね。
かと言って、魚焼き器では、煙が出てしまったり、
最近のセンサー付きコンロでは使用できません。
(焼き上がり面では、こちらをおすすめしたいのですが。)
そこで、おすすめできるのが、鉄フライパンです。
お手入れも楽になり、それほど煙も出ません。
今回は、鉄フライパンで焼く時のコツをご紹介いたします。
やはり、厚手のフライパンであれば、熱むらがなく、焦げ付きなどの失敗も少なくなります。
しかも、表面に綺麗な焼き目を付けて、中をふっくらと美味しく仕上げることできます。
そこで、極・厚板フライパンを
おすすめいたします。
底面も広くなりますので、26pサイズなら、切り身4つ(2匹)を同時に並べて焼くことができます。
秋刀魚の場合は、塩を振ってしばらく置いておくと良いでしょう。
浸透圧の作用によって水分が内部から出て来ますが、この時、生臭みの成分も除くことができるからです。
さらに、塩を振ることによって、タンパク質の熱凝固を促進しますので、表面が早く焼き固まり、
魚内部の旨みが溶け出るのを防ぎます。
ホイルを敷いて極・厚板フライパン26pで秋刀魚を2匹焼いてみました。
上は焼き上がり後の状態ですが、このホイルを処分するだけの簡単なお手入れとなります。
さて、今回は、
旭化成のクックパー(フライパン用)を敷いて焼いてみました。
こちらは、表面にシリコン樹脂加工が施されたアルミホイルです。
シリコン樹脂という素材は、こびりつきにくい性質があります。
しかも、安全性も高いため、お料理道具ではよく使用されています。
こちらを敷けば、魚の皮もくっつきにくいので、初心者でも比較的失敗なく焼けるばかりか、
焼いた後のお手入れが大変楽になります。フライパンへの臭いも付きにくい。
試してみると、ツルツルと秋刀魚が滑ってしまう状況です。
そのため、内部から出て来る脂をキッチンペーパー等で吸い取る点でも便利です。
このように、シリコン樹脂ホイルによって、鉄のフライパンをこびり付きにくい
フライパンに変身させることができます。
焼く時間は、終始弱火ですが、片面6〜7分、もう片面6〜7分程度となります。
そして、フライパンでの焼き上がりは、黄金色になります。
なお、フッ素樹脂などのフライパンで、このホイルを使用するのはおすすめではありません。
この方法は、空焚きに近い状態となりますので、フライパンが高温になりやすいのです。
高温になると、フッ素樹脂は劣化してしまうばかりか、有害なガスを出します。
しかも、表面に汚れなどが残っていると、頑固にこびり付いてしまいます。
その点、鉄フライパンは、高温でも劣化する心配はなく、
頑固にこびり付いたとしても、ナイロンタワシ等でゴシゴシ磨いてリセットができるのです。
この季節、煙も少なく、お手入れも楽な秋刀魚をお楽しみ下さい。