父親の手作り料理編 バーミックスで餃子

父親の新たなる挑戦。それは手作り料理。休日には、母親に変わって料理を作ってみるのも楽しいもの。 母親の苦労もよく分かる。さて、家庭科の調理実習ほどの経験しかない 初心者の父親に、何ができるのか。そこで、賢い道具が、大いに助けてくれる。男の料理は、道具を選ぶ。 3児の父親である当社スタッフが実体験から提案するシリーズ。

今こそ、手作り餃子を見直そう!

餃子・・・この野菜と肉を小麦粉の皮で包んだものを蒸して焼く味は、どうやら日本人好みのようです。周りにも、餃子好きは多いですね。やはり、餃子はおいしい。しかし、いつのまにか、日本の家庭から手作り餃子が消えてしまった。それは、冷凍餃子が溢れているからでしょうか・・・。そんな折、中国の餃子事件は、改めて手作りの価値を教えてくれたようです。その意味では、手作り餃子は今が旬。我が家の味を奪還するための絶好の機会でもあります。 餃子を再考してみると、具を手で練って、皮に一枚一枚ひだを作りながら具を挟む。 この作業は愛情がこもるものです。それぞれの家庭で独自の味が作り出せます。 すなわち、手作り餃子は、愛情いっぱいの家庭の味をだすことができます。 子供からも、市販の餃子ではなく、「うちの餃子が一番!」と言ってもらえる味ともなりえます。 ここに目標を定めて良いかもしれません。 そして、後はご飯と汁物さえあれば、もう十分なメニューです。 軽く茹でたもやしを添えれば申し分なしかもしれませんが。 なお、上の写真は、同じ父親の私が作ったものです。 私の経験から以下にて餃子作りのコツを伝授いたします。さあ、手作り餃子に挑戦してみましょう。

まずは、良い道具を選ぼう!

バーミックスというハンディ型のフードプロセッサーを使います。 新発売スライシーでは、手作り餃子が簡単にできてしまいます。チェリーテラスさんの餃子レシピも参照下さい。 もちろん、バーミックスは、餃子専用機ではなく多用途に使えます。 そして、餃子のポイントはいかに綺麗な焼目をつけるか。この焼目が命です。 できれば、厚手のフライパンがベストです。なぜか。薄いものだと、熱のむらがおこるのです。 炎のあたる部分とあたらない部分で色のむらが生じます。ところが、厚手だと、熱を満遍なく均等に全体に伝えることができ、焼き色を統一できるのです。 しかも、食材の表面だけではなく、内部にまで程よく熱を届けるので、焦げを避けられます。 そして、ボールとバットがあるとさらに便利です。琺瑯製のホワイトボールホワイトバットが汚れも落としやすく、食材の風味を保ちます。 また、フライパンから取り出す時にヘラがあると良いですね。今回はオクソのソフトターナーを使いました。

地野菜で、我が家の味に仕立てよう!

次に、材料をご紹介します。餃子の半分は野菜ですので、とてもヘルシーです。まず、キャベツ。フライパン倶楽部の故郷、豊橋の野菜です。宇都宮がニラで、おとなり浜松がキャベツで餃子ブランドを確立しつつあります。キャベツのお株を浜松に奪われてならないと豊橋餃子にも期待しつつ、とにかく地の野菜を利用できるのが一番です。我が家では、キャベツたっぷりで行きます。これはお好みです。そして、肉はあらかじめミンチされたものは使いません。ミンチ肉は、何の肉か、いつごろの精製かあいまいな点が多いものです。薄切り肉をバーミックスでミンチする方が、より安全で、しかもおいしいです。また、ショウガ少々と匂いにこだわりがなければ、思い切ってニンニクをいれると味がさらに引き立ちます。 以上が基本ですが、お好み次第でいろんなものを入れてみて下さい。できれば、地モノ、旬モノがあればベストです。

バーミックススライシーで手軽に作ろう!


さて、調理開始です。要は、材料を大雑把に切ってバーミックスに入れ、練るだけで具は出来上がりです。 そして、一つ一つに心を込めて具を皮に包んで行きます。包み方も様々ありますが、ネット検索で調べてみると面白いです。 これも決して難しいものではありません。

1.野菜スライス 材料は野菜と肉で分けます。まず野菜をそれぞれ、細かく切って、スライシーに投入します。 蓋をしてバーミックス本体につなげて、スイッチオン。ものの10秒前後で、右の写真のように綺麗に刻まれます。
2.肉スライス 一旦刻まれた野菜をボールにあけて、今度は肉をスライシーへ投入して同じようにスイッチオン。 (順番として、野菜の後で肉をミンチにすると、スライシー側面に付着している細かい野菜がきれいに除去できます。)
3.練りこみ 野菜の入ったボールに肉も入れて、練ります。この時に、胡麻油、しょう油、塩、胡椒をお好みで添えながらよく練ります。 指と指の間から具が抜けていく感じで、満遍なく揉んで行きます。具の出来上がりが、右の写真です。
4.具を皮に包む その後、餃子の皮に出来上がった具を挟んで行きます。まず、片手に皮をとって、もう片方の手の指で、皮の半月分の縁に水を塗布します。そして、適量の具を皮の中央に置いて、皮を合わせて、ひだを4個前後作りながら、合わせて行きます。出来上がった餃子をバットに載せます。

厚手のフライパンで綺麗な焼目をつけよう!


最後は、一番の難関でもある、焼く作業です。フライパン倶楽部のこだわりで、今回は厚手のフライパン、 リバーライト ザ・オムレツ26cmを使ってみます。 最初に焼き目を弱火で付けます。 綺麗に焼き目が付いたことを確認して、餃子が3分の1ほど浸る程度のお湯をフライパン内に注いで(右写真)、火を強めて蓋をします。 音をたてますが、音が静かになったら、蓋をとって、油をもう一度回しかけ、しばらくごくごく弱火にして焼き置いて出来上がりです。ヘラで綺麗に取り上げて、焼き目が見えるように、皿に盛り付けます。 この盛り付け方もポイントです。加えて、料理が終わっても、「たつ鳥、後を濁さず」きちんと後片付けもお忘れなく。 以下に今回のテーマで参考になるリンクを整理しておきました。印刷して使用いただくと良いと思います。 「お父さんの餃子が一番!」との声が聞こえてくるまで、練習を重ねてみましょう。

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