アイスクリームを食べる時に、どのようなスプーンを使うと美味しく感じるのか。
最近では、熱伝導性に優れたアルミ素材のものが商品化されています。
それは、体温で温まることを生かして、その温もりでアイスクリームを溶かして取り出す仕組みのようです。
それでもあくまで体温は36度前後です。アルミは熱伝導性が良いので放熱しやすく蓄熱性は良くありません。
そこで、熱を保つためにはアルミに厚みが必要となり、かさばるものになりがちです。
また、溶けるのも良いのですが、本来は口の中で溶けた方が美味しさを感じれます。
その点では、かさばらない収納性に優れた、昔ながらのステンレス製のものも見直してみたいです。
まずおすすめしたいのが、柳宗理ステンレスアイスクリームスプーンです。
これは主観かもしれませんが、このデザインの見た目の印象が美味しさを演出してくれる要素もあると思います。
昔ながらのアイスクリームスプーンとも表現できます。
先端がフラットになっていることで、カップやお皿に溶けたアイスクリームをすくい集めやすく、
食べ残しなく綺麗に食べきることができます。その点では、ヨーグルトやプリンにも相応しいでしょう。
また、この手の形状は、小さなお子さんの離乳食用にもよく見られるのですが、
口の中でも優しく触れる印象で、アイスクリームにはその感触が相応しいかもしれません。
上の写真をご覧下さい。それほど厚みがなく、軽くて扱いやすく、柄の先端も少し上がっていて握りやすい。
このちょっとした工夫が使いやすさにつながります。
大きさも、大人でも子供でも使える重さであり長さであり、ユニバーサルな印象です。
すくえるアイスクリームの量も日本人の一口サイズに相応しい。
その深みが絶妙で、深すぎず浅すぎず、アイスクリームには食べやすい。
すくう部分の先端は、やや薄めになっていて、アイスクリームへの入りも良い印象です。
外観のステンレス艶消しが、アイスクリームを引き立てる感じもいたします。
この季節、アイスクリームスプーンとともに、アイスクリームを楽しんで下さい。