花王エコナ食用油が、一時販売自粛と報道されました。
メーカーのホームページによると、
食用油を脱臭する過程で生成される物質が、
発がん性などの疑いをもつとされているようです。あくまで、疑いです。
特に欧米を中心に、その安全性が只今議論されている物質のようです。
また、その物質がエコナには、比較的多く含まれているようで、
それを低減させて再発売するために、今までの商品を出荷停止する経緯でした。
改めて、食品の安全性について考えさせられます。
その物質の名前があがっても、一般人には不明ですが、
半ば食品会社を信頼し、半ば開示された情報をもとに自分で考えて行くことも必要でしょう。
その意味では、どこの会社か、だれが作っているのか。顔の見えることは大切です。
食用油に関して、当社なりに考えたことは、マルホン胡麻油のページでご紹介しています。
まず、長期間賞味されて実績があること。
新しい商品というのは、未だ実証されていないので注意すべきでしょう。
そして、できるだけ加工が施されていないこと。
その時、加工するものは、できるだけ多く、できるだけ安く作るようになります。
その点では、大量に生産されるもの、極端に安価なものは注意すべきでしょう。
最後に、自分の味覚です。体に良いものは、体が良く知っている。
舌に耳をすませる。直感的な要素もあるかもしれませんが、この味なら大丈夫と判断できる
健全な味覚を育てていくこと。それが、体に悪い食品への最大の防御かもしれません。
ところが、本物の味に廻り合う事が少なくなった今日、味覚は鈍くなりがち。
もしかしたら、そこに問題の根があるかもしれません。
ならば、きちんと出汁をとった味噌汁には、計り知れない価値が潜んでいるでしょう。
個人的に改めて出汁を見直しました。そこで、以下も参照下さい。
美味しい出汁の理論
辰巳芳子さんの親子料理教室の参加レポート