おひつのお手入れ


Q おひつを毎日重宝しています。朝に夜に食べきる位の量まで炊き、 おひつに入れるという毎日なんです。 でも、最近暖かくなってきているというのも手伝ってか、 おひつの中がかびてきたのです。 毎日使用するものなので完全に乾かす時間などないのですが、 皆さんはどうされてるのでしょうか。昔の人はどうしてたのでしょうか? 週に一日くらい”休おひつ日”を作らないといけませんか?

A おひつをもう1つ購入していただく等で昔の方は 使いまわしていただくことは多かったようです。 また、休暇日を作っていただくのも良いことだと思います。 理想は、上記のように良く乾燥させていただくことですが、 基本的にはカス等が残らないようによく洗浄して、水分をよくふき取っていただき、 風通しの良いところに保管いただければカビや黒ずみはでにくくなると思います。

また、ガスコンロの予熱でおひつを反対向きに被せて 乾燥させている方もいるようです。 保管場所はできる限り風通しの良いところで日陰干しがべストです。 高めの場所に引っ掛ける形も良いです。 反ったり弛んだりするので直射日光にはあてないで下さい。

また、おひつは地面に直接おかない方が良いです。 地面に置く場合はまず、2枚の板を十字に置き、その上におひつを載せるとよいです。 こうすることで風通しがよくなりおひつが乾きやすくなります。 十分な洗浄と水分のふき取り、加えて保管場所に工夫いただければと思います。 なお、カビが生じましたらなるべく早い段階で、 米の研ぎ汁に一昼夜漬けてたわしで擦って下さい。 重傷でなければ、綺麗に取れます。