料理道具専門店 フライパン倶楽部

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2013年11月8日・2019年10月5日改訂

日本製タダフサの包丁

日本の物づくりに明日はあるのか。 世界に誇れる技術が途絶えようとしています。 物づくりの現場には危機感が漂います。 かたや、物を売る現場はどうか。 安く売ることだけに偏ってしまい、付加価値を付けて、 すなわち商品を伝えて売ることが稀となりました。 売り場には、海外で作られた安価な商品が棚を占めるに至っています。 日本の物づくりは、売り場が変わらなければなりません。 物を作る人だけではなく、商品を売る人、そして商品を買う人が深く考える時です。

そこで、この事態を重く受け止めて、この現状を変えようと立ち上がったのが、 新潟県三条市の包丁メーカー・タダフサの曽根忠幸さんです。 三十代の若き経営者ですが、しっかりと明日を見据えています。 先日新潟の工場に伺い、直接お会いいたしました。 その時、まず感じたことは、「街のこと、業界全体のこと、子供たちのこと」を 考えている広く大きな視野でした。 もちろん基本は自分の会社にありますが、そこで留まらないのです。

ご自分の子供が、あるいは地域の小学生たちが、 自分たちの技術を継承してくれることを夢見ていました。 そして、物づくりの魅力を伝えていくために、工場見学をメインとした 「工場(こうば)の祭典」というイベントを準備をしている真最中でした。 その祭典の実行委員長が曽根さん。 このようなところは、当社の考えるところと同じであり、 メーカー側にこのような人物がいてくれて大変嬉しく思いました。

曽根さんが挑んでいるのが家庭用の「庖丁工房タダフサ」シリーズです。 プロダクトデザイナーの柴田文江さんとともに、シンプルな包丁7種を開発いたしました。 柴田さんと言えば、象印のZUTTO(ずっと)シリーズが思い出されます。 ZUTTOシリーズはデザイン家電の先駆けのような存在でした。

ところが、家電の流通慣行は根深いものがあったようです。 家電の流通は、ご存知のように価格の統制が取れず、安売りが横行して深刻な状況です。 消費者は安く購入できても、メーカーでは日本製の確かな物づくりができない。 海外で物を作らせて、国内で安く売ることが主となり、 日本製の確かな商品までも価格競争に巻き込まれてしまう。 ZUTTO(ずっと)続くことを期待していたシリーズも、健闘むなしく廃止商品に至ります。

曽根さんも、従来の問屋経由の流通にこだわらず、販売店との直接取引を試みるのです。 今回当社とも、間を介することなく直接の取引となります。 その結果、販売店と価格政策を共有できるため、過度な割引率で販売されるような事態を回避できます。 このあたりは、分かりにくいことかもしれませんが、本来は、問屋が価格政策を順守すべく行動するところを、 時代の流れもあるのか節度を失っている現状があるのです。

自社だけが繁栄できれば良いと言う発想は、本来の経済原則とは真逆であり猛省すべきところです。 わが業界のみならず、これが今日の日本経済の病巣ではないかとすら思います。 もう一度、価格だけではない健全な競争のもとで、適正な価格で販売できることが急務です。 この方向性こそ、日本の物づくりを守っていくことだと信じます。 この点は、お買物をする消費者にも深く考えていただきたいところです。

そして、きちんとした物づくりをされているメーカーの共通事項があります。 それは、メンテナンスがしっかりしていることです。その点でメーカーの善し悪しを判断することができます。 タダフサさんは、売って終わりではなく、まずは研ぎのことを付属取扱説明書で 事細かく説明しています。 そして、メーカーで研ぐサービスは、どこのメーカーよりも熱意を感じることができます。

購入いただくと取扱説明書兼の包丁門診表なるものが付属されていますが、 研ぎにかかる料金はじめ、そのサービスの利用方法が分かりやすく記載されています。 もちろん、研ぎだけでなく修理に関しても本気で取り組まれている。 大方のメーカーは、このようなサービスには消極的です。 そこが、タダフサさんの特色とも言えます。 小さな事でも、手間暇を惜しまない。 それは、お料理作りにも通じるものでしょう。

「庖丁工房タダフサ」シリーズは、上写真のようなロゴ入りの箱に入ってギフトにも相応しいです。 また、取扱説明書兼の「包丁門診表」が付属されてアフターサービスは万全な体制です。

曽根さんの工場には「工房心得」が掲示されていました。

三条の鍛冶の技を後世に伝承し、存続させ続ける事
三条が庖丁の産地として存続し、規模を維持し続けることにより地元地域の雇用を生み出す事
温故知新の心。変化を恐れずに変えていくべき所は変え、残すべき所は残す事
誇りを持って物づくりに取り組む事
三条の子供たちの憧れとなるべき仕事にする事

これは、タダフサさんだけではなく、すべての日本のメーカーに通じる 普遍性が含まれているように思います。 こんなメーカーを応援したい。こんなメーカーの商品を売りたい。 そこに日本の物づくりが輝くことでしょう。