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お料理と健康

2011年4月8日

放射能を正しく理解する

疑心暗鬼という言葉があります。疑う心には実存しない鬼が表れてくる。 今回の放射能漏れの事態を表しているようです。 今の日本、いや世界では、この鬼がいたるところで出没して暗躍しているかもしれません。 本来心配しないでも良いことを、過度に心配してしまっている。 この見えざる鬼を退治しなければなりません。

そこで、過去の事例からも学ぶことができます。 本来は安全なのに、過度に危険だと認識してしまった事態は、今回に限りません。 私たちの業界でも、過去にアルミという素材に対して、いわゆる風評が広がり、今日まで至っています。 アルミは、アルツハイマー病と関連があるのだと。 一時期、軽くて熱伝導に優れたアルミ鍋が市場から消えてしまったのです。

同様に、わが故郷の豊橋でも、鳥インフルエンザで、ウズラ卵がその影響を未だに受けています。 どうして、この情報化の時代に、このような風評を防ぐことができないのでしょうか。 いや、情報化ゆえなのかもしれませんが。

アルミ鍋風評の教訓を生かしたいものです。

そこで、情報の受け取り方を反省してみる必要もあるでしょう。 その情報を鵜呑みにしていないか。すなわち、その真偽を自分で考えない。自分で判断しない。 もし、鵜呑みにしているだけならば、間違った情報に翻弄されてしまいやすい。 ならば、待つだけではなく、自分から情報を求めていくことです。 すなわち、自分で調べてみる。すると自然と考えることもできます。

それには、多少の苦労は伴います。すなわち、主体的に学習をします。 また、今回であれば、電気の莫大な恩恵を受けて毎日生活しているのですから、 原子力発電所の仕組みや放射能の基本事項を知っておく必要もあると思います。 それは、自分の身を守ること、自分の家族を守ることにもつながるでしょう。 その意味では、これからの時代は、情報が届くのを待っているのではなく、自分で主体的に調べて行くこと。

新聞やテレビの情報は受け身となりますが、幸い今日では、インターネットという強力な手段も与えられています。 今一度、放射能に関しての基本知識を習得しておくと良いでしょう。 電力会社のページにも詳しいですが、 長崎大学のページも参考になると思います。 そこで、過去のアルミの事態から、私なりに学んだことをお知らせします。 こちらのページも参照下さい。

それは、危険視する物質を善悪で単純に分けないことです。白黒で分けない。 ○×で分けない。二元化しないとも言えるでしょうか。 もしかしたら、これは人間を分別する時にも通じるかもしれません。 放射線は、悪なのでしょうか。人間にとって害のある危険なものでしょうか。 その時、答はいかに。正解は、良いものでもあり、悪いものでもあるのです。

放射線が、どうして良いのか。 食物からも、大空からも、地球からも、放射線を日々受けています。 すなわち被曝しているのです。 しかし、被曝していても何ら問題はありません。 病院では、エックス線として検査にも使用されていますし、癌の治療にまで使われています。 ラドン温泉も然りで、放射線が湯治(とうじ)にも利用されている現実もあります。 積極的な意味でも健康に良いとまで言えてしまいます。

どのような放射線であるかを勘案する必要もありますが、 その時に、キーワードとなるのが基本的には、量なのです。 ある量までは、ほぼ人体に影響を及ぼさず、人間に便益を与えてくれる。 ところが、ある量を越えると、この量を閾値(しきいち)と呼びますが、人体に有害とされるのです。 それを一つの目安として、しっかりと見極めます。此処が肝要です。

これは、危険度(リスク)=毒性×摂取量という掛け算を想定します。 この計算式から分かることは、毒性の強いものも摂取量が少ないのなら安全です。 一方、毒性の弱いものも摂取量が多ければ危険です。 これは、一般の化学物質、食品添加物、農薬等の危険度においても、同じ考え方をします。 もちろん、放射線にも当てはまるでしょう。

例えば、放射線に癌を誘発する等の危険性(毒性)があったとしても、暴露量(摂取量)が少なければより安全なのです。 問題は、その量にあるのです。 そこで、毒性という言葉を聞くと過敏に反応しますが、果たして毒のあるものとは何か。 その時、「すべての物質は毒である。毒でないものは何もない。」 スイスのパラケルススという医者の言葉だと言われています。 極端に思われるかもしれませんが、至言かもしれません。 要は、摂取する量によるのだと。

そのような視点で、危険というものを評価すべきでしょう。 いつしか、善悪のみで判断してしまうと、鬼が暗躍するのかもしれません。 この時期、放射能について、各人が多少の時間をかけて、冷静にじっくり学んでみる。 それが、鬼退治となります。

【追記 ゼロリスクはない】なお、安全とは、100%の完全無欠な安全という意味ではありません。 そうであれば、上記の掛け算の危険度がゼロを示すことになります。 これをゼロリスクとも呼びます。 どんなものにも毒性があるという前提であれば、掛け算からすると、摂取(暴露)量がゼロでなければ、 危険度はゼロにはなりません。

厳密に言えば、閾値内であっても、100%安全であるとは言えません。 もともと閾値は、動物実験などを前提として、より安全サイドに立って算出された値に過ぎないとも言えます。 その点では、「絶対に安全です。」とはありえないことになります。 その物質から、便益をもらっている以上は、必ずリスクは生じるのです。 そのため、「このリスクであれば、ほぼ安全です。」というレベルの安全とも言えます。 それを100%安全と言い切ってしまうことにも誤解が生じるのかもしれません。

例えば、当社で販売する調理道具に関しても、アルミ鍋が100%害はないとは言い切れません。 これは、鉄にしても、ステンレスにしても同様で、ゼロリスクはありません。 完全に安全なものはないことを前提として物事を考えるべきでしょう。

また、放射線の低量被曝に関しても、閾値はないという考え方もあります。 すなわち、低量であっても、体に害を及ぼすことがある。発がん性があるということです。 この時、残念ながら、低量被曝は、発がん性のリスクがないことを証明はできません。 これは、ゼロリスクはないことにも通じます。 そのため、閾値があっても、閾値がなくても、ゼロリスクはない点では同じです。

逆に、この低量被曝に発がん性のリスクがあることも証明はできません。 それをもって、安全と考える人もいます。 あくまで、そのリスクは、かなり低いレベルではあります。 そのため、同じ発がん性のリスクをもつ受動喫煙を含めた喫煙や飲酒、偏食や運動不足などと比べれば、 はるかに低いものと見なす見方もあります。

ただ、お子さんをお持ちの親御さんであれば、低量とは言え心配されることも理解できます。 そこで、どのように考えるべきかは、個々の判断にゆだねられます。 この時、注意を要するのは、理想郷であるゼロリスクを求めるべきですが、そうなればそこには別のリスクが生まれます。 膨大なコストが必要とされます。あちらを立てれば、こちらが立たずです。これをトレードオフと呼びます。 その結果としては、さらに大きな問題が生まれてしまうこともありえます。 その点をしっかりと見極めて判断して行くことです。(2011年8月19日)

放射線の人体への影響に関して参考になると思われるページ
放射線医学総合研究所
国立がん研究センター